子育て中の「ちょっと誰かに手を貸してほしい」という切実な願いを形にする、画期的な取り組みが始まります。横浜市に拠点を置く株式会社AsMama(アズママ)は、2019年11月23日、地域で頼り合える仲間を見つけるための交流イベント「Mama’s Meet Up あずけあいママ合コン」の開催を発表しました。
今回の試みは、さいたま市や一般社団法人美園タウンマネジメントとタッグを組んだ官民連携のプロジェクトです。共働き世帯が急増する現代において、急な残業や冠婚葬祭、あるいはリフレッシュしたい時に、近所で子供の送迎や託児を任せられる存在は、まさに「現代の親戚」とも呼べる心強い味方になるでしょう。
ネット上のSNSでも、この「ママ合コン」というキャッチーな名称に注目が集まっています。「預け合いができる関係性は理想的」「保育園以外の選択肢が欲しい」といった期待の声が上がる一方で、見ず知らずの人に預けるハードルの高さを懸念する意見も散見されました。
こうした不安を解消するために活用されるのが、同社が運営する独自のアプリ「子育てシェア」です。これは、すでに面識のある友人同士がアプリ上で繋がり、1時間あたりワンコイン程度の謝礼で託児を依頼できる仕組みとなっています。2019年10月時点で、登録者数は約6万8600人に達するほどの勢いを見せています。
注目のイベントは、2019年12月5日、6日、16日、17日の4日間にわたり、美園コミュニティセンターで実施される予定です。単なるお喋りの場ではなく、実際にアプリを使って預かりを依頼する体験会も用意されており、デジタルとリアルの両面から助け合いの第一歩を後押ししてくれます。
開催地であるさいたま市は、駅周辺の開発によって子育て世代の流入が続き、待機児童問題が深刻な課題となっています。行政が認可保育施設を増設するだけでなく、こうした民間による「共助(住民同士の助け合い)」の仕組みを取り入れることは、多様化する子育てニーズに応えるための非常に賢明な判断だと言えるでしょう。
編集者としての私見ですが、育児の孤立化を防ぐ鍵は「顔が見える関係性」にあります。プロのシッターサービスも便利ですが、同じ街に住むママ同士が支え合う文化が根付けば、街全体の防犯意識や教育環境の向上にも繋がります。こうした温かいシェアリングエコノミーが、全国に広がることを期待してやみません。
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