これからの時代、賢くお金を守り育てるためには「貯蓄から投資へ」という一歩が欠かせません。2019年11月25日現在、日本人の資産形成のスタイルが劇的な変化を遂げようとしています。これまでは銀行に預けておくだけで安心という風潮が強かったものの、現在は少額からコツコツと積み上げる投資スタイルが、特に若年層の間で爆発的な支持を集めているのです。
SNS上では「将来の不安を解消するために始めた」「100円からでもスタートできる手軽さが嬉しい」といった前向きな声が溢れています。こうしたムーブメントを力強く後押ししているのが、国が推進する「つみたてNISA」という制度です。これは、投資で得た利益に対して一定期間税金がかからない、まさに資産形成の救世主とも呼べる画期的な仕組みと言えるでしょう。
時間という最強の武器を味方につける若者たち
大阪府に住む会社員、中崎紘登さん(24歳)も、この新しい波に乗った一人です。彼は2019年04月に、つみたてNISAを利用して投資信託の購入を開始しました。中崎さんは「資金も知識も乏しかった自分にとって、これ以上ない選択肢だった」と語ります。毎月2万円を自動引き落としで運用し、着実に利益を出しているその姿は、同世代にとって非常に心強いロールモデルとなっています。
なぜ、経験の浅い若者がこれほど順調に運用できているのでしょうか。その秘密は「ドルコスト平均法」という投資手法に隠されています。これは価格が高い時には少なく、安い時には多く買い付けることで、結果として平均購入価格を抑えるテクニックです。投資のプロでも難しい「買い時」を判断する必要がないため、初心者でもリスクを最小限に抑えながら安定した成果を目指せます。
金融庁が発表した2019年06月末時点のデータによれば、つみたてNISAの買い付け額のうち、なんと約4割を20代から30代が占めています。従来の一般NISAでは若年層の割合が1割強に留まっていたことを考えると、この数字は驚異的です。私は、この現象こそが「投資はギャンブルではなく生活設計の一部である」という正しい認識が広まった証拠だと確信しています。
進化する証券サービスの最前線
こうした若者の熱意に応えるように、金融機関もかつてないほど魅力的なサービスを競い合っています。主要なネット証券では、月々100円というワンコイン以下の金額から積立設定が可能です。また、SMBC日興証券は「日興フロッギー」というメディアを通じて、記事から直接株が買えるという新しい体験を提供し、投資のハードルを徹底的に引き下げています。
さらに、野村証券は「職場積立NISA」に注力し、給与天引きで自動的に非課税運用ができる仕組みを強化しています。面倒な手続きを省き、意思の力に頼らずに資産を増やせる環境が整いつつあるのです。私は、こうした各社の創意工夫こそが、将来の日本経済を支える厚い中間層を育てる土壌になると考えています。今こそ、一喜一憂せずに未来を見据えた一歩を踏み出す時です。
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