【不適切?神対応?】兵庫県立高教諭がテストのヒントをTwitter投稿し懲戒処分、SNS活用の境界線とは

2019年11月27日、兵庫県教育委員会はある男性教諭に対して下した懲戒処分を発表し、教育現場におけるSNS運用の在り方に一石を投じました。対象となったのは、県立高校に勤務する44歳の男性教諭です。彼は自身が担当する定期試験の前日に、教え子たちへ向けた「特別なヒント」をインターネット上に公開してしまいました。

事の発端は、期末テストを翌日に控えた2019年07月04日の出来事です。この教諭はTwitter(現X)上で、試験に出題する予定だった時事問題について「〇〇とは何か」といった、正解を推測させるような内容を投稿しました。誰もが閲覧できる公共の場に校内情報を漏洩させたことが、今回の「戒告」という懲戒処分の決定打となっています。

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クラス全員に教えたアカウント、熱心な指導が招いた落とし穴

今回の騒動の背景には、教諭なりの生徒への歩み寄りがありました。彼は2019年04月に、自身のTwitterアカウントをクラス全員に公開しています。生徒からの質問をリアルタイムで受け付けるなど、ICT(情報通信技術)を駆使した教育活動を行っていました。現代的なコミュニケーションを教育に取り入れようとした試みと言えるでしょう。

しかし、この親身な姿勢が保護者からの不信感を招く結果となりました。「ネット上で試験情報を教えているのではないか」という県教委への問い合わせにより、事態が露呈したのです。SNSは匿名性が高い一方で、投稿内容は瞬く間に拡散され、意図せぬ第三者の目に留まるリスクを常に孕んでいることを、改めて浮き彫りにしました。

「1対1」はNG、SNS教育活用のルールと編集者の視点

ここで注目すべきは、県教委が定めているルールです。教師と生徒がSNSで「1対1」の個人的なやり取りをすることは厳格に禁止されていますが、クラス全員を対象としたオープンな質疑応答については容認されていました。今回の処分は、SNSの使用自体ではなく、投稿された情報の「秘匿性」と「公平性」が欠如していた点が問題視された形です。

インターネット上では「テストの範囲を教えてくれる優しい先生」という同情の声が上がる一方で、「公教育としての公平性を欠く」といった厳しい意見も飛び交い、議論が紛糾しています。私個人の見解としては、教師の熱意は評価されるべきですが、デジタル空間では公私の境界線が曖昧になりやすいため、より慎重なリテラシーが求められると感じます。

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