マレーシアのパーム油大手TSHリソーシズが減益発表!相場回復で2019年後半の業績改善に期待高まる

2019年11月26日のマレーシア株式市場において、パーム油の生産を主力とするTSHリソーシズの株価が軟調な展開を見せました。一時は前日と比較して4.31%安となる1.110リンギまで値を下げ、最終的には2.58%安の1.130リンギで取引を終えています。この背景には、前日の2019年11月25日に公表された第3四半期の決算内容が、投資家の期待を下回ったことが大きく影響していると考えられます。

2019年7月から9月期の業績を振り返ると、売上高は前年の同じ時期に比べて10%減少の2億380万リンギ、純利益に至っては26%減の603万リンギという厳しい結果となりました。これは世界的にパーム油の市場価格が低迷したことにより、販売単価が大きく落ち込んだことが主因です。パーム油とはアブラヤシの果実から得られる植物油脂で、食品や洗剤など幅広く使われますが、その価格は国際情勢や在庫状況に敏感に反応します。

SNS上では「決算は予想通り厳しいが、安値での買い場かもしれない」といった冷静な声がある一方で、「パーム油依存の収益構造にはリスクも感じる」という慎重な意見も散見されます。しかし、同社はマレー半島やボルネオ島に広大なプランテーション(大規模農園)を保有する強みを持っており、生産体制は非常に強固です。大規模な農園で効率的に栽培から加工まで一貫して行うビジネスモデルは、業界内でも高い競争力を維持しています。

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回復の兆しを見せるパーム油相場と今後の展望

厳しい決算数字が並んだものの、決して悲観的な材料ばかりではありません。足元のパーム油相場は2019年10月以降、急速に回復の兆しを見せており、同社も公式発表の中で、続く2019年10月から12月期の業績については大幅に改善するとの強気な見通しを明らかにしています。市場の需給バランスが整いつつある今、これまでの価格低迷期を耐え抜いた企業の底力が試される局面に来ていると言えるでしょう。

個人的な見解としては、TSHリソーシズのような資源関連銘柄は、市況サイクルに翻弄される宿命にありますが、相場の底打ちが確認された直後の現在は、投資妙味が非常に高いと感じます。持続可能なパーム油生産への要求が高まる中、広大な自社農園を持つ同社がどのように付加価値を高めていくのか注目に値します。目先の減益に惑わされず、相場のトレンド転換を捉えた先見性が、今後の投資判断において重要な鍵を握るはずです。

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