フィンランドのルカで2019年11月29日、ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ男子の個人第2戦に向けた予選が開催されました。注目が集まる中、日本勢が素晴らしい集中力を見せています。特に昨シーズンの個人総合王者として君臨した小林陵侑選手は、128メートルの飛躍で125.7点をマークし、堂々の8位で本戦へと駒を進めました。
今大会の舞台となるのは、ヒルサイズ(HS)142メートルという大型のジャンプ台です。ヒルサイズとは、そのジャンプ台で安全に着地できる限界の距離を指す専門用語で、これを超える飛距離は「大ジャンプ」として観客を熱狂させます。このスリリングな条件下で、日本勢トップの5位に食い込んだのは小林潤志郎選手でした。彼は138メートルという圧巻のビッグジャンプを披露しています。
さらにベテランの伊東大貴選手が6位、勢いに乗る佐藤幸椰選手も12位と続き、日本チームの層の厚さを世界に見せつけました。中村直幹選手も24位で予選を通過しており、本戦での上位独占に期待が高まるばかりです。SNS上では「潤志郎選手の伸びがすごい」「陵侑選手は本戦でギアを上げてくるはず」といったファンの熱い声が飛び交い、日本ジャンプ陣への関心が最高潮に達しています。
レジェンド葛西紀明の苦闘と日本勢への期待
一方で、47歳にしてなお世界の第一線で戦い続ける「レジェンド」こと葛西紀明選手は、59位という結果に終わり惜しくも本戦出場を逃しました。長年ジャンプ界を牽引してきた彼の敗退は寂しいニュースですが、これもまた勝負の世界の厳しさと言えるでしょう。しかし、彼の飽くなき挑戦心は、若手選手たちにとって何よりの刺激となっているに違いありません。
私個人の見解としては、今シーズンの日本勢は非常にバランスが取れた布陣だと感じます。王者の風格を漂わせる陵侑選手はもちろん、今回予選で爆発力を見せた潤志郎選手のように、誰が勝ってもおかしくない状況は非常に健全です。本戦では、フィンランド特有の難しい風をいかに味方につけるかが鍵となるでしょう。日本勢が表彰台を独占する光景を、ぜひともこの目で見たいものです。
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