SNSやインフルエンサーの台頭により、企業の宣伝活動は今、大きな転換期を迎えています。2019年11月29日、アメリカの最新ビジネスシーンから、デジタル技術を駆使して顧客との絆を深める革新的なスタートアップたちが次々と名乗りを上げています。今回は、マーケティングとセールの概念を塗り替える注目の5社をご紹介しましょう。
まず注目すべきは、2014年にボストンで誕生した「Drift」です。彼らは、専門的なプログラミング知識がなくても、コードを貼り付けるだけで自社サイトにチャット機能を導入できるサービスを展開しています。これまでメールで数日かかっていた問い合わせへの回答が、チャットによって瞬時に完了する「会話型マーケティング」を実現しました。
無料Wi-Fiやインフルエンサー活用で顧客の心を掴む
オフラインの店舗運営に革命を起こしているのが、サンフランシスコの「Zenreach」です。レストランなどで提供される無料Wi-Fiの利用と引き換えに、顧客のメールアドレスやSNSアカウントを登録してもらう仕組みを提供しています。これにより、店舗側は顧客の来店頻度や好みを正確に把握し、一人ひとりに最適化された案内を送ることが可能になります。
また、EC業界で欠かせない存在となった「Grin」は、インフルエンサーマーケティングを一括管理するプラットフォームを開発しました。ここでいう「インフルエンサー」とは、SNSで多大な影響力を持つ人物のことです。彼らの採用から報酬の支払い、さらには「ROI(投資利益率)」、つまり広告費に対してどれだけ利益が出たかの分析までを一つの画面で完結させられます。
SNS上では「もはや営業もマーケティングも人間だけの勘に頼る時代ではない」という声や、「アメリカのスピード感あふれるツールが日本に上陸するのが待ち遠しい」といった期待の声が寄せられています。特に中小企業にとっては、最新ツールを導入することで大手企業に引けを取らない戦略が立てられる点が魅力でしょう。
AIとクラウドの融合が切り拓く「次世代の営業スタイル」
営業の世界にも新しい波が押し寄せています。2019年に創業したばかりの「Drum Technologies」は、営業のクラウドソーシングという斬新なモデルを提示しました。企業がアプリに新製品と報酬額を投稿すると、「Drumer」と呼ばれる外部の営業代行者が自身のネットワークを駆使して販売してくれる、成果報酬型のシステムです。
さらに、営業活動を可視化する「People.ai」は、AIを用いてメールや電話の履歴から自動で商談記録を作成します。これにより、営業担当者は面倒な入力作業から解放され、本来の仕事である顧客対応に集中できるでしょう。蓄積されたデータはダッシュボードに表示され、チームの弱点をAIが的確に指摘してくれるというから驚きです。
編集者としての私の意見ですが、これらのテクノロジーは単なる効率化の道具ではなく、顧客との「誠実なコミュニケーション」を取り戻すための手段だと感じます。AIに事務作業を任せることで、人間はよりクリエイティブで温かみのある提案に時間を割けるようになるはずです。2019年末、これらの技術がビジネスの景色をどう彩るのか非常に楽しみですね。
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