電子部品の世界的リーダーである村田製作所が、エネルギー分野での大きな転換点を迎えようとしています。2019年11月29日、同社はソニーから買収した電池事業について、2021年度までに黒字化することを「必達目標」として掲げたことを明らかにしました。
これまでは将来を見据えた先行投資が重荷となり、赤字が続く苦しい状況にありましたが、いよいよ反撃の準備が整ったようです。その切り札となるのが、2020年度から量産が開始される「全固体電池」です。これは従来の電池よりも安全性が高く、急速な充電が可能な次世代のエネルギー源として期待されています。
SNS上では「ムラタの技術力なら全固体電池の覇権を握れるはずだ」といった熱いエールや、「ソニーのDNAを引き継いだ電池がどう進化するのか楽しみだ」という期待の声が広がっています。一方で、高い目標に対する厳しさを予測する意見もあり、業界全体の注目度が非常に高まっていることが伺えます。
ここで耳にする「全固体電池」とは、電池内部の電気を伝える液体を固体の材料に置き換えたものです。液漏れのリスクがないため非常に安全で、小型化や高出力化が容易なため、スマートウォッチなどのウエアラブル端末やIoT機器の未来を劇的に変える可能性を秘めた、まさに魔法のようなデバイスなのです。
インターネットメディアの編集者としての見解ですが、村田製作所が既存のスマートフォン向けだけでなく、新領域のバッテリー事業へ果敢に参入する姿勢は極めて賢明な判断でしょう。市場が成熟しつつある中で、付加価値の高い特殊な電池にリソースを集中させることは、長期的な競争力を維持する唯一の道です。
2019年11月30日現在、同社が描くロードマップは、単なる収益改善に留まらず、私たちの生活をより便利に変えるイノベーションへの挑戦でもあります。2021年度の黒字達成という約束をいかに果たし、エネルギーの歴史を塗り替えていくのか、その動向から目が離せそうにありません。
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