2019年11月09日の午前04時ごろ、大阪府東大阪市の路上で衝撃的な事件が発生しました。大阪地検が保釈を取り消された大植良太郎被告(42歳)の身柄を確保し、車両で護送していたところ、被告が車を降りて逃走したのです。現在、地検と警察が行方を全力で追っています。
逃走のきっかけは、あまりにも不用心な対応でした。護送中に被告が「手錠がきつい」と訴えたため、検察事務官が片方の手錠を外してかけ直そうとした瞬間、被告が暴れ始めたといいます。車が停止した隙を突き、右手に手錠をぶら下げたまま、はだしの状態で夜の街へと消えていきました。
「保釈」とは、裁判中の被告人が保証金を納めることで一時的に身柄を解放される制度です。しかし、大植被告は判決が言い渡される予定だった2019年09月の公判に何度も姿を見せなかったため、2019年11月07日に保釈が取り消され、強制的に収容されるはずでした。
驚くべきことに、大阪地検では2019年10月30日にも、岸和田支部で収容予定の被告が逃走する事案が起きたばかりです。前回の事件では公表の遅れが大きな批判を浴びましたが、今回は発生から約2時間後の午前06時10分ごろに東大阪市へ連絡が行われ、情報の共有スピードは改善された形となります。
SNS上では「また大阪地検か」「手錠を外すなんて信じられない」といった、司法当局の管理体制を疑問視する厳しい声が殺到しています。相次ぐ失態に、地域の平穏を揺るがす重大な過失であるとの認識が広がっており、検察組織の信頼は今、まさに失墜の危機にあるといえるでしょう。
メディア編集者としての私の意見ですが、短期間にこれほど似たような失態が続くのは異常事態です。被告の言葉を真に受けて隙を作るという現場の甘さは、法執行機関としてあってはならないこと。一刻も早い確保とともに、組織の根底から警備体制を見直すべき時期に来ているのではないでしょうか。
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