【2019年最新】水の都ベネチアで観測史上2位の高潮被害!イタリア政府が非常事態を宣言した深刻な舞台裏

イタリアが世界に誇る「水の都」ベネチアが、今まさに未曾有の危機に直面しています。2019年11月14日、イタリア政府は大規模な浸水被害に見舞われた同市に対し、非常事態を宣言することを決定いたしました。美しい街並みが水に沈む光景は、世界中に衝撃を与えています。

今回の事態を引き起こしたのは、「アックア・アルタ」と呼ばれる季節性の高潮現象です。通常よりも大幅に海面が上昇し、2019年11月12日から2019年11月13日にかけては、最高水位が187センチメートルという記録的な数字を叩き出しました。

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街の8割が冠水!歴史的遺産サンマルコ寺院も悲鳴

この水位は、1966年に記録された194センチメートルに次いで、観測史上2番目の高さとなります。市内の80パーセント以上が水没するという異例の事態となり、観光の象徴であるサンマルコ広場も完全に湖のような状態へと姿を変えてしまいました。

特に懸念されているのが、貴重な歴史的建造物へのダメージです。サンマルコ寺院では大理石の円柱などが塩水に浸かり、腐食や劣化が深刻視されています。SNS上では「愛するベネチアが消えてしまう」「地球の叫びのようだ」といった悲痛な声が溢れました。

気候変動の脅威と迅速な財政支援の行方

イタリア政府は事態を重く受け止め、2019年11月14日の閣議にて、復興支援のための即時拠出金として2000万ユーロ、日本円にして約24億円の財政援助を承認しました。コンテ首相は現場を視察し、この国の大切な心臓部が傷ついたと表現しています。

ベネチアのブルニャーロ市長は、今回の記録的な高潮の背景には「気候変動」があるとはっきりと断言しました。被害総額は数億ユーロに達すると予測されており、単なる自然災害の枠を超えた、地球規模の課題を突きつけられているといえるでしょう。

編集者の視点から申し上げますと、ベネチアの景観は人類共通の宝です。目先の復旧だけでなく、可動式防潮堤「モーゼ計画」の早期稼働など、抜本的な対策が待たれます。私たちがこの美しい景色を次世代に残せるか、今まさに試されているのかもしれません。

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