佐竹本三十六歌仙の流転から100年!今秋、絶対に見逃せない至極の美術展ガイド2019

秋の気配が深まり、芸術を心ゆくまで堪能したくなる季節がやってきました。現在、各地の美術館では歴史的な節目を祝う特別な展覧会が目白押しとなっており、SNS上でも「これだけは一生に一度見ておきたい」「展示室の空気に圧倒された」といった熱い投稿が相次いでいます。

なかでも最大の注目は、京都国立博物館で開催中の「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」でしょう。この展覧会は、鎌倉時代の名品として知られる絵巻「佐竹本三十六歌仙絵」が、1919年にバラバラに切断されてからちょうど100年が経過したことを記念して企画されました。

「三十六歌仙」とは、平安時代の歌人・藤原公任が選んだ、和歌の達人36人のことです。かつては2巻の壮大な絵巻物でしたが、あまりにも高価で巨大だったため、一人の所有者が持ち続けることが困難となり、やむなく断簡(切り離された断片)として分散された悲劇の歴史を持っています。

2019年11月24日までの会期中、各地に散らばった断簡が集結する様子は、まさに奇跡と呼ぶにふさわしい光景です。バラバラになったことで守られた美しさもありますが、再び一堂に会した歌人たちの姿を眺めると、時の流れを超えて響き合う文化の息吹を強く感じずにはいられません。

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受け継がれる技巧と至宝!2019年冬を彩る華麗な美の祭典

工芸の分野では、東京の智美術館にて「生誕100年 藤本能道」が2019年12月1日まで開かれています。人間国宝として知られる藤本能道は、陶磁器の表面に色鮮やかな絵を描く「色絵」の技術を極めた巨匠です。彼の描く鳥や草花は、まるで磁器の上で呼吸しているかのような生命感に満ちています。

また、東京の国立新美術館では、世界を魅了するジュエリーの祭典「カルティエ、時の結晶」が2019年12月16日まで開催されています。時計や宝飾品が単なる装飾を超え、一つの芸術作品として昇華された姿に、訪れた人々からは「目が眩むほどの輝き」と感嘆の声が上がっています。

私の考えでは、現代のような変化の激しい時代だからこそ、こうした「変わらない美」や「手仕事の極致」に触れる時間は極めて貴重です。特に、明治時代の超絶技巧が里帰りした府中市美術館の「おかえり 美しき明治」展は、日本の職人魂を再認識させてくれる素晴らしい機会になるでしょう。

この冬にかけては、ハプスブルク展やミイラ展など、知的好奇心を刺激する大型展示も2020年にかけて続きます。2019年11月18日現在、多くの名品が日本に集結しているこの贅沢な状況を、ぜひ会場で体感してみてください。きっと、あなたの感性を揺さぶる一品に出会えるはずです。

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