浅野いにおの世界観がボドゲに!「しりとりスピード」で感性を研ぎ澄ます体験を

漫画ファンにとって、これほど贅沢な遊びがあるでしょうか。東京都渋谷区に拠点を置くクリエイティブカンパニー「チョコレイト」から、人気漫画家である浅野いにお氏のイラストを贅沢に使用したボードゲーム「浅野いにお しりとりスピード」が登場しました。2019年11月18日現在、独創的なアートワークをカードとして手元に置ける喜びが、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。

このゲームの最大の特徴は、一般的な「言葉」によるしりとりではなく、描かれた「絵」から連想を膨らませて繋いでいく点にあります。ルールは非常に明快で、場に出されたカードと自分の手札を見比べ、自由な発想でしりとりを成立させていくというものです。手札を誰よりも早く使い切ったプレイヤーが勝利を掴めるため、瞬発力と独自の語彙力が試される刺激的な設計となっています。

収録されているイラストは、浅野氏の代表作である「おやすみプンプン」を含む、珠玉の5作品から選りすぐられた全50枚です。緻密な背景描写や、切なさを孕んだキャラクターの表情がカード一枚一枚に息づいており、対戦中であっても思わず見惚れてしまうことでしょう。税別2500円という価格設定も、コレクション性の高いアートブックを手に入れる感覚に近いかもしれません。

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SNSで拡散される「解釈の面白さ」と連想ゲームの奥深さ

SNS上では、さっそく「浅野いにお作品の絶妙な空気感がゲームに溶け込んでいる」といった称賛の声が上がっています。特に注目されているのが、同じ絵を見ても人によって連想する言葉が異なるという面白さです。例えば、一輪の花の絵を見て「ハナ」と繋ぐ人もいれば、作品の文脈を読み取って「キボウ」と表現する人もいるかもしれません。

ここで使われる「連想」とは、ある事柄からそれに関連する別の事柄を思い浮かべる知的プロセスを指します。本作はこの連想の幅をあえて制限しないことで、プレイヤー同士の感性のぶつかり合いを演出しているのです。編集者である私の視点から見ても、単なるゲームの枠を超え、対話を通じて相手の深層心理や作品への愛着を探るコミュニケーションツールとして非常に優秀だと感じます。

2019年11月18日の発売以降、サブカルチャーを愛する若者を中心に、この「しりとりスピード」は定番のパーティゲームとなる予感が漂っています。単に勝敗を競うだけでなく、ゲームが終わった後に「なぜその言葉を選んだのか」を語り合う時間こそが、本作の真の醍醐味と言えるでしょう。浅野いにお氏が描く美しい孤独と、しりとりという日常的な遊びの融合を、ぜひその手で確かめてみてください。

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