サンパウロの地で、日本のエンジンが再び世界の頂点に返り咲きました。2019年11月17日、F1シリーズ第20戦ブラジル・グランプリの決勝が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手が見事な走りで今季3勝目を掴み取ったのです。
今回の勝利は単なる優勝に留まりません。2位にはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー選手が食い込み、ホンダのパワーユニットを搭載したマシンが1位と2位を独占しました。この「ワンツーフィニッシュ」は、アイルトン・セナ氏らが活躍した1991年の日本GP以来、実に28年ぶりの快挙となります。
「ワンツーフィニッシュ」とは、同じメーカーのエンジンやチームのマシンが1位と2位を同時に獲得することを指す、モータースポーツにおける最高の名誉の一つです。SNS上では「ホンダ復活!」「セナの時代を思い出した」といった感動の声が溢れ、トレンドを独占するほどの大反響を呼んでいます。
フェルスタッペン選手は、予選1位からスタートしてそのまま優勝を飾る「ポールトゥウイン」を自身初めて達成しました。2019年7月のドイツGP以来、9戦ぶりとなる勝利は、ホンダの技術力が世界トップクラスであることを改めて証明したと言えるでしょう。
ホンダF1の新たな黄金時代が幕を開ける
中盤戦の苦しい時期を乗り越え、ブラジルの空に日の丸を掲げたチームの底力には驚かされるばかりです。また、10位にはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト選手も入賞しており、ホンダ勢が揃ってポイントを獲得する層の厚さを見せつけました。
編集者としての私見ですが、今回の劇的な勝利は、ホンダが長年培ってきた「粘り強い技術魂」が結実した結果だと確信しています。一度は低迷を経験しながらも、決して諦めずに開発を続けたエンジニアたちの情熱が、28年という長い月日を経て再び私たちを熱狂させてくれました。
ガスリー選手がフィニッシュラインを越える際の咆哮を聞けば、この結果がどれほど過酷で、そして価値あるものだったかが分かります。2019年11月18日現在の興奮が冷めやらぬ中、これからのホンダがどのような伝説を紡いでいくのか、期待は高まる一方です。
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