大阪のベイエリアが、世界中の注目を集める巨大なエンターテインメント拠点へと変貌を遂げようとしています。カジノを含む統合型リゾート、通称「IR」の誘致を進める大阪府と大阪市は、2019年11月19日、事業者に求める条件を盛り込んだ「実施方針案」を固めました。そこには、多くの市民や経済界が待ち望んでいた「2025年国際博覧会(大阪・関西万博)前の開業」を目指すという熱い方針が、力強く明記される見通しです。
この方針は今週中にも公表される予定であり、大阪がいよいよ世界に冠たる観光都市への階段を駆け上がり始めます。SNS上では「万博とセットで楽しめるなら最高」「インフラ整備が加速しそう」といった期待の声が上がる一方で、「本当に工期が間に合うのか」という冷静な指摘も見受けられます。夢洲という広大な土地に、これまでにない規模の街を作り上げる壮大なプロジェクトですから、人々の関心は非常に高いレベルで維持されているようです。
世界最大級のMICE拠点と豪華宿泊施設の誕生
今回の計画で注目すべきは、その圧倒的なスケール感に他なりません。2019年2月に策定された基本構想案をベースに、1万2000人以上を収容可能な国際会議場の建設が盛り込まれる予定です。専門用語としてよく使われる「MICE(マイス)」とは、企業の会議や研修、国際会議、展示会などを指す言葉ですが、大阪はこれらを一手に引き受けることで、世界中のビジネスリーダーを呼び込む戦略を描いています。
さらに、来場者を迎え入れる宿泊施設は3000室以上の規模を想定しており、これは国内の既存施設と比較しても規格外の数字です。これほど巨大なインフラを万博開催までに整えるという宣言は、大阪府と大阪市の強い覚悟の表れといえるでしょう。事業者の公募は2019年12月にも開始される見込みで、その後、有識者による選定委員会を経て2020年6月頃にはパートナーとなる事業者が正式に決定する運びとなります。
編集者としての私見ですが、万博前の開業にこだわる姿勢は、投資効果を最大化する上で非常に理にかなった選択だと考えます。万博という世界的な祭典に合わせてIRを稼働させることで、単なるカジノ施設に留まらない「日本の顔」としてのブランディングが可能になるからです。タイトな工期に対する懸念は拭えませんが、官民が一体となってこの難局を乗り越えることが、令和の日本経済における大きな成功体験になるはずです。
日本政府は2020年度中に全国で最大3カ所のIR整備地域を認定する方針を掲げており、大阪はその先頭を走っています。2025年の万博との相乗効果が生み出す経済の波及効果は、関西のみならず日本全体を明るく照らす光となるでしょう。詳細な開業時期については今後の議論が待たれますが、大阪が世界のエンタメ地図の中心に躍り出る日は、そう遠くない未来に迫っています。
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