2019年12月2日、ラグビー・ワールドカップで日本中に感動を届けたトヨタ自動車所属の姫野和樹選手が、愛知県警豊田署の一日署長に任命されました。制服に身を包んだ姫野選手は、安藤定一署長から委嘱状を受け取ると、凛とした表情で事故防止への決意を新たにしています。多忙な現役選手が地域の安全のために立ち上がる姿は、まさにグラウンド外での「ジャッカル」のように、街の危険を素早く摘み取ってくれるような安心感を与えてくれました。
豊田市福祉センターで開催された交通安全出発式には、署員や交通安全協会の関係者ら約150名が集結しました。挨拶に立った姫野選手は、ラグビーのルールと交通マナーを掛け合わせ、「ラグビーでもルールを無視すれば退場を免れません。道路の上でもフェアプレーの精神を持って運転してください」と力強く語りかけています。この「フェアプレー」という言葉は、ルール遵守が命を守る直結した行為であることを、私たちに改めて深く認識させる素晴らしい比喩だと感じます。
SNS上では、普段のユニフォーム姿とは異なる制服姿の姫野選手に対し、「制服が似合いすぎていて格好いい」「姫野署長に言われたらルールを守るしかない」といった熱狂的な投稿が相次いでいます。特に、ワールドカップで流行語となった「ワンチーム」という言葉を引用し、「地域一丸となって事故を防ごう」と呼びかける彼の姿勢には、多くのファンが共感し、交通安全への意識をアップデートさせているようです。
「ながら運転」厳罰化を周知!雨の中でのキャンペーン
出発式の後、名鉄豊田市駅前の広場では交通安全キャンペーンが実施されました。あいにくの雨模様となりましたが、姫野選手は駅の利用者一人ひとりに向けて丁寧に注意を促しています。特に強調されたのが、2019年12月1日から施行された改正道路交通法による「ながら運転」の厳罰化です。スマートフォンを操作しながらの運転は、重大な事故を招く極めて危険な行為であり、今回の法改正によって罰則や反則金が大幅に強化されました。
専門用語として登場した「改正道交法」とは、時代に合わせて道路上のルールを更新した法律のことです。今回の改正では、運転中にスマホを手に持って通話したり画面を注視したりするだけで、即座に厳しい免許停止処分の対象になる可能性が出てきました。姫野選手はこの新しいルールを市民に紹介し、署員とともに反射材を配布することで、日没が早い年末の夜道における視認性の重要性も同時にアピールしています。
名古屋市出身の地元のヒーローである姫野選手が、ベスト8進出という歴史的快挙を成し遂げた直後にこのような活動を行う意義は極めて大きいでしょう。スター選手の言葉には、行政の呼びかけ以上の説得力が宿ります。私たちも「自分だけは大丈夫」という甘えを捨て、彼が提唱するように周囲と連携した「ワンチーム」の精神で、悲惨な事故のない安全な社会を築いていきたいものです。
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