シニア女性が熱狂!カーブスが3000店舗を目指す「30分健康習慣」の驚異的な集客術とは?

群馬県前橋市を拠点とするコシダカホールディングスが展開するフィットネスジム「カーブス」が、驚異的な快進撃を続けています。2005年の国内展開開始からわずか15年足らずで、店舗数は2000店を突破しました。会員数も86万人に達しており、その勢いはとどまる所を知りません。

これほどまでの支持を集める最大の理由は、運動に不慣れなシニア層をターゲットにした独自の戦略にあります。ネット上では「予約不要でサッと行けるのが最高」「女性だけだから気楽」といったポジティブな声が溢れており、口コミを通じてファンの輪が急速に拡大している状況です。

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手軽さと科学的根拠を両立した30分プログラム

2019年11月下旬、東京・目黒の「カーブス都立大学」では、20名ほどの女性たちが活気に満ちた表情で汗を流していました。こちらで提供されているのは、マシンによる筋力トレーニングと、ステップボードを用いた足踏み運動を30秒ごとに交互に繰り返す独自のプログラムです。

円状に並んだ器具を2周し、最後にストレッチを行うことで、わずか30分で全ての工程が完了します。これは「サーキットトレーニング」と呼ばれる手法で、筋トレと有酸素運動を組み合わせることで、効率的に脂肪を燃焼させ続ける状態を維持できるのが大きな特徴です。

本国アメリカではダイエット目的の利用者が中心でしたが、増本岳社長は日本独自の高齢化社会を見据え、健康志向のシニア層に需要があると確信しました。実際に会員の約9割が50歳以上で構成されており、その多くがこれまでにジム経験のない「運動初心者」であるというから驚きです。

無理のない「自分ペース」と丁寧な指導が継続の鍵

カーブスが採用している「油圧式マシン」は、動かすスピードによって負荷が変化する仕組みです。これなら体力に自信がない方でも、その日の体調に合わせて無理なく体を動かせます。プロの指導員が一人ひとりの目標や持病を把握し、適切に声をかける体制も安心感に繋がっています。

利用者の井上聖子さん(64歳)は、友人からの紹介で通い始めて2年以上が経過しました。「ゴルフの飛距離が伸びただけでなく、食事にも気を使うようになり体調が劇的に改善した」と笑顔で語ります。こうした実体験が知人へと伝わり、新たな会員を呼ぶ好循環が生まれているのです。

独立と上場を見据えた、さらなる世界戦略への挑戦

好調な業績を受け、親会社のコシダカホールディングスは2019年10月、カーブスを独立した会社にする「スピンオフ」を発表しました。2025年8月期までに国内3000店舗への拡大を目指すとともに、今後は米本社の買収で得た海外ネットワークにも日本の運営ノウハウを逆輸入していく方針です。

最近では男性専門店や自治体との連携など、新たな市場開拓にも余念がありません。私自身の視点としても、単なるスポーツジムの枠を超え、シニア世代の「孤独解消」や「介護予防」という社会課題を解決するインフラとしての役割を期待せずにはいられません。

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