環境大国としての未来を占う、国内最大級の環境展示会「エコプロ2019」が、2019年12月05日に東京ビッグサイトで華々しく幕を開けました。21回目を迎える今年は「持続可能な社会の実現に向けて」というテーマを掲げ、515もの企業や団体が最先端の技術を披露しています。会場は、地球の未来を真剣に考えるビジネスマンから、目を輝かせて体験学習に励む子供たちまで、初日から多種多様な来場者の熱気に包まれているようです。
SNS上では「企業の環境意識が想像以上に高い」「SDGsを親子で学べる絶好の機会」といったポジティブな声が次々と投稿されています。特に世界的な課題となっている「脱プラスチック」への関心は極めて高く、代替素材を展示するブースには人だかりが絶えません。ただ製品を並べるだけでなく、実際に触れたりクイズに答えたりできる「体験型」の工夫が凝らされている点が、今大会の大きな特徴といえるでしょう。
地球を守る革新技術!「脱プラ」と次世代素材の衝撃
今回の目玉の一つが、海洋汚染の主因とされる「マイクロプラスチック」への対策技術です。これは5ミリメートル以下の微細なプラスチックごみのことで、生態系への悪影響が懸念されています。帝人は、この排出を大幅に抑える衣類向けの新素材を開発し、フリースなどへの活用を提案しました。また、クラレはデンプンを主原料とした「生分解性(微生物によって自然に分解される性質)」の包装フィルムを展示し、プラスチックの代替案を具体的に示しています。
さらに、大王製紙のブースでは、植物由来の超極細繊維である「セルロースナノファイバー(CNF)」を駆使した自動車が来場者の度肝を抜きました。鉄よりも強く、かつ軽量なこの素材をドアなどに採用することで、車体の約5割という劇的な軽量化に成功したとのことです。こうした技術の進化は、単なる環境保護の域を超え、産業そのものをアップデートする可能性を秘めています。企業の利益と地球の健康を両立させる姿勢には、深く感銘を受けざるを得ません。
遊びながら学ぶSDGs!子供たちの歓声が響く会場
「持続可能な開発目標(SDGs)」の普及に向けたアプローチも実に多彩です。トヨタ自動車は、野生動物との共存をテーマにしたクイズ形式のコーナーを展開し、楽しみながら環境問題を考える場を提供しています。三菱電機が用意した、送電線の中を通る電気の気持ちを疑似体験できるコーナーも大人気で、小中学生が長い列を作る光景が見られました。難しい言葉を並べるのではなく、感覚的に「守るべき未来」を伝える手法は、教育的にも非常に価値が高いと感じます。
この「エコプロ2019」は2019年12月07日まで開催され、同時開催のインフラや災害対策の展示会を含め、計16万人の動員が見込まれています。技術の進化を目の当たりにすると、一人ひとりの意識の変化が大きな潮流を作るのだと改めて実感させられるでしょう。入場は無料ですので、ぜひ足を運んで次世代の鼓動を感じてみてください。私たち消費者がこうした企業の挑戦を知り、支持していくことこそが、真に持続可能な世界を創る第一歩になるはずです。
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