お口の恋人として親しまれる菓子メーカー最大手のロッテが、2019年11月21日付で驚きの組織改編と大規模な人事異動を発表しました。今回の動向で注目すべきは、単なる役職の交代に留まらず「ロッテノベーション本部」という新しい風を吹き込む部署の強化や、グローバル展開を加速させる攻めの姿勢が明確に打ち出されている点にあります。SNS上でも「ロッテの組織名がカッコよくなっている」「本気で世界を取りに行く構えだ」と、その革新的な変化を期待する声が続出しています。
今回の人事で特に目を引くのは、経営の根幹を支える品質保証体制の刷新です。佐藤利弘氏が執行役員事業企画本部長を兼任しつつ品質保証本部長に就任したことは、製品の安全性を経営戦略の最優先事項に据えるという強い意思表示でしょう。また「CSR」という言葉もキーワードとして浮上しています。これは「企業の社会的責任」を意味する専門用語であり、単に利益を追うだけでなく、環境保護や地域貢献を通じて社会から信頼される企業であり続けるための重要な活動を指しており、佐藤誠氏がその舵取りを担います。
さらに、マーケティングとイノベーションを融合させた「ロッテノベーション本部」では、デジタル化の波を捉える布陣が整いました。デジタル担当部長に宮内利光氏、情報クリエイティブ担当部長に鈴木由美子氏が就任し、SNSやWEBを活用した顧客との新しい接点作りが加速するのは間違いありません。お菓子という伝統的な商材に最新のデジタル戦略がどう組み合わさるのか、その化学反応が非常に楽しみです。個人的には、ブランドの価値を再定義しようとするロッテのハングリー精神には、他業界も学ぶべき点が多いと感じます。
世界を驚かせる「グローバル戦略」と現場力の強化
ロッテの成長エンジンは、国内だけに留まりません。グローバル(G)本部においても大規模な配置換えが行われ、インドネシアの社長を務めた石黒博昭氏がマーケティング戦略の要職に就くなど、海外での成功体験を日本国内や他地域へ還元する仕組みが強化されています。また「R&D」という、研究開発を指す専門部署においても、チョコやアイス、チューイングガムといった主力製品ごとに精鋭が配置されました。これは、消費者の好みが多様化する中で、より専門的で質の高い新商品を迅速に届けるための戦略的な決断といえるでしょう。
営業現場においても、北海道から中部、近畿に至るまで全国各地の統括支店長クラスが入れ替わり、組織の活性化が図られています。2019年12月1日からは、中島英樹取締役が事業企画本部長を兼務し、荒川直之専務が人事本部長に就くという重厚な経営体制へと移行します。内部固めを徹底しつつ、外に向けては「攻め」の姿勢を崩さない。このバランス感覚こそが、ロッテが長年トップランナーとして君臨し続ける理由ではないでしょうか。今回の新体制が、私たちにどんな「ワクワク」を届けてくれるのか、今後の新商品発表から目が離せません。
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