2019年12月08日、ノルウェーのリレハンメルでノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子の個人第2戦が開催されました。注目を集めたのは、日本のエースである高梨沙羅選手(クラレ)の躍進です。彼女は1回目に133.5メートル、2回目に126.5メートルを記録し、合計251.5ポイントを獲得して見事に3位入賞を果たしました。
前日の開幕戦では表彰台を逃す悔しいスタートとなりましたが、わずか1日で修正してくる修正能力の高さは流石の一言に尽きます。SNS上でも「沙羅ちゃんおめでとう!」「表彰台に戻ってきてくれて嬉しい」といった温かい祝福の声が溢れており、彼女に対する期待の大きさが改めて浮き彫りとなりました。今シーズンも彼女の華麗な飛行から目が離せそうにありませんね。
立ちはだかる絶対女王マーレン・ルンビの壁
今大会で圧倒的な力を見せつけたのは、開催国ノルウェーの英雄、マーレン・ルンビ選手でした。彼女は1回目に138.5メートルという異次元のビッグジャンプを披露し、合計267.1点で開幕から2連勝を飾っています。これで通算27勝目となり、個人総合3連覇という偉業に向けて早くも独走態勢を築きつつあるようです。
ジャンプ女子における「ヒルサイズ(HS)」とは、そのジャンプ台で安全に飛べる限界の距離を示す指標ですが、今回のHS140メートルに迫る彼女の飛行は、まさに恐怖心を超越した技術の結晶と言えるでしょう。これほど強力なライバルが君臨しているからこそ、高梨選手をはじめとする日本勢がどのように対策を練り、差を詰めていくのかが今後の大きな見どころになります。
日本勢の健闘と今後の展望
高梨選手以外の日本勢も、リレハンメルの空を果敢に舞いました。勢藤優花選手(北海道ハイテクAC)は粘り強いジャンプで10位に食い込み、地力の強さを証明しています。また、伊藤有希選手(土屋ホーム)は12位、丸山希選手(明大)は20位、岩渕香里選手(北野建設)は30位と、それぞれがポイント圏内で戦い抜きました。
編集者の視点から言わせていただければ、層の厚い日本チームにとって、この第2戦の結果は決して悲観するものではありません。むしろ、シーズン序盤で課題を明確にしつつ表彰台に登れたことは、今後の遠征において大きな精神的支柱となるはずです。次戦以降、さらにコンディションを上げた「日の丸飛行隊」の逆襲が始まることを切に願っています。
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