福岡の冠婚葬祭市場に激震!メモリードが仕掛ける九州最大級の葬儀場買収と超高級ホテル戦略の全貌

長崎県長与町に本拠を置く冠婚葬祭大手のメモリードが、福岡県内での事業展開を一気に加速させています。2019年12月12日、同社は福岡市にある大型葬儀施設「葵福岡会館」の買収を発表し、さらには2020年に向けてインバウンドや富裕層をターゲットとした高級ホテルの新設に乗り出すことを明らかにしました。成長著しい福岡市場を舞台に、同社はグループ全体の売上比率を15%まで引き上げる意欲的な計画を掲げています。

今回の買収によって誕生した「メモリードホール葵福岡」は、大分県の建設会社から譲り受けたもので、延べ床面積は約4883平方メートルという圧倒的なスケールを誇ります。特筆すべきは1000人を収容可能な大ホールで、これは九州の葬儀場としては最大規模と言えるでしょう。300台分の駐車場も完備されており、これまで同社が福岡で対応しきれなかった大規模な社葬や団体葬の需要を、一手に引き受ける体制が整ったのです。

SNS上では、この巨大施設の誕生に対して「これだけの規模があれば、お別れの会も盛大に執筆できそう」「福岡の葬儀事情が大きく変わりそうですね」といった、期待感の入り混じった驚きの声が広がっています。メモリードは長崎で確固たる地位を築いてきましたが、福岡事業を統括する花田正寿常務は、この九州最大級の拠点を確保したことが、今後のドミナント戦略(特定の地域に集中出店し優位性を築く手法)において極めて重要な意味を持つと強調されています。

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インバウンドと富裕層を見据えた「邸宅型」ホテルへの挑戦

メモリードの勢いは葬儀事業だけに留まりません。同社は2020年7月を目途に、福岡市内で運営する結婚式場「ガーデンテラス福岡」の敷地内において、新たに富裕層向けの宿泊施設をオープンさせる予定です。この新ホテルは、40平方メートルから最大90平方メートルの広さを備えた全19室という贅沢な造りになっています。宿泊料は休前日で1泊5万円程度を想定しており、日常を忘れて過ごす特別な空間が提供される見込みです。

ここで注目すべきは、近年の福岡における宿泊施設の需給バランスでしょう。花田常務が指摘するように、同市内では訪日外国人(インバウンド)を含めた高所得層向けのラグジュアリーなホテルが不足しているのが現状です。インバウンドとは、海外から日本へ訪れる観光客を指す言葉ですが、特にアジア圏に近い福岡ではその需要が絶大です。中長期的な視点で見ても、こうした質の高いサービスへのニーズはさらに拡大していくと予想されます。

個人的な見解を申し上げれば、冠婚葬祭という人生の節目を支えてきた企業が、そのホスピタリティを活かしてホテル事業を強化するのは非常に合理的な選択だと感じます。冠婚葬祭業で培われたきめ細やかな接客術は、高級ホテルのサービスと親和性が高く、宿泊客にこれまでにない満足感を与えるに違いありません。特に「邸宅式」というプライベート感を重視したスタイルは、現代の旅行者が求める「隠れ家的な贅沢」を完璧に捉えています。

メモリードは今後2、3年の間に、福岡県内でさらに10カ所の新拠点を設ける方針です。現在はグループ売上の約10%に留まっている福岡事業の割合を15%に引き上げるという目標は、このスピード感あふれる投資を見れば決して不可能ではないでしょう。冠婚葬祭から観光、宿泊まで、人々の人生に寄り添う総合生活文化企業として、メモリードが福岡の街にどのような新しい風を吹き込むのか、今から楽しみでなりません。

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