牧場での不運な事故で年俸が激減?メッツの強打者セスペデス選手が直面した厳しい契約修正の裏側

ニューヨーク・メッツに所属する強打者、ヨエニス・セスペデス選手をめぐって、驚きのニュースが飛び込んできました。2019年12月23日までにAP通信が報じたところによると、グラウンド外での負傷を理由に、彼の年俸が最大で約2958万ドル、日本円にして約32億2千万円という巨額の減額を余儀なくされたことが明らかになったのです。

事の発端は、2019年5月にまで遡ります。当時、両かかと手術後の懸命なリハビリテーションに励んでいた彼は、自身が所有する牧場において、右足首を骨折するという不運に見舞われました。球団側はこの事故について、契約で制限されていた「禁止行為」が原因であると厳しく指摘し、今シーズンの年俸支払いを一部差し止める措置を講じたようです。

メジャーリーグでは、怪我の治療中に選手が危険な活動を行うことを契約で厳格に縛ることが一般的ですが、今回のケースもそのルールが適用された格好となります。これに対して選手会は当初、異議を申し立てて猛反発を見せましたが、最終的には契約内容を修正することで双方が合意に達しました。結果として、2020年の年俸は元々の2950万ドルから、わずか5分の1程度となる600万ドルまで急落しています。

さらに、2019年シーズンの年俸からも約608万ドルが削られる形となり、スター選手としては異例の事態に発展しました。SNS上では「牧場で何をして骨折したのか気になる」「プロとしての自覚が足りないのでは」といった厳しい批判が相次ぐ一方で、「怪我さえ治ればまだやれるはずだ」と復活を心待ちにするファンの複雑な心境も垣間見えます。

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復活への厳しいハードルとモチベーションの変化

セスペデス選手はキューバ出身の34歳で、メジャー通算163本塁打を誇る屈指の強打者です。2017年には4年総額1億1千万ドルという破格の大型契約を締結しましたが、怪我に悩まされ、2017年は81試合、2018年は38試合、そして2019年は一度も出場機会がないままシーズンを終えてしまいました。

今回の契約修正には、単なる減額だけでなく、再起を促すための「出来高払い」が大幅に組み込まれています。出来高払いとは、特定の目標を達成した際に支払われるボーナスのことで、例えば2020年シーズンに1日でもメジャーのベンチ入りを果たせば、年俸は1100万ドルまで回復する仕組みです。さらに、650打席に到達すれば総額2千万ドルにまで膨らむ可能性があります。

私は、今回の球団の対応は非常に合理的かつシビアなプロの世界を象徴していると感じます。高額な報酬を受け取る以上、自身の健康管理も仕事の重要な一部であり、不注意による事故がこれほどまでの金銭的損失を招くという事実は、他の選手たちへの強力な警鐘となるでしょう。同時に、出来高設定によって彼の闘争心に火がつくことを期待したいところです。

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