2019年12月23日、日本の首都を舞台にした政治の駆け引きが一段と熱を帯びてきました。自民党東京都連は党本部にて会合を行い、2020年7月5日に投開票が予定されている東京都知事選挙において、独自の候補者を擁立するための選考作業を継続する方針を改めて打ち出しています。
会合を終えた都連の高島直樹幹事長は、記者団に対して「粛々と準備を進めていく」と力強く語りました。さらに、候補者を立てないという選択肢は全く検討していないことを明言しており、現職への対抗姿勢を崩していません。この強気な姿勢に対し、SNS上では「自民党の独自候補が誰になるのか気になる」といった期待の声が寄せられています。
党本部の二階幹事長と都連の間に漂う微妙な空気感
その一方で、事態は単純な対決構図に留まらない複雑な様相を呈しています。というのも、現職の小池百合子知事は再選を目指して出馬することが有力視されており、自民党本部の二階俊博幹事長は以前から小池氏を支持する意向を繰り返し表明しているためです。この本部と地方組織の足並みの乱れが、今後の大きな焦点となるでしょう。
2019年12月23日の夜、都議会自民党が開催したパーティーに登壇した二階氏は、東京都の選挙が国政の行方を左右する極めて重大なものであると強調しました。「共に頑張ろう」と呼びかける言葉には、表面的な団結を促す意図が感じられますが、独自候補を模索する都連との温度差は、政治に詳しくない層から見ても明らかです。
ここでいう「幹事長」とは、政党の運営や選挙戦略、資金管理を司る実務上の最高責任者のことを指します。特に二階氏のようなベテランが、現職知事という「勝てる馬」に乗ろうとするリアリズムと、地元の意地を通そうとする都連のプライドが激しく火花を散らしているのが現状といえます。
個人的な見解としては、五輪を控えた2020年の東京において、これほど大きな組織の内部で意思決定が割れている状況は非常に危ういと感じます。有権者が求めているのは、政治的な駆け引きよりも、誰が東京をより良くしてくれるのかという明確なビジョンではないでしょうか。今後の選考プロセスが、単なる対立のための対立にならないことを願います。
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