寒い冬を暖かく彩る「冬のボーナス」の季節が、2019年もやってまいりました。最新の集計結果によれば、企業の業績を反映した支給額が次々と明らかになっています。特に目を引くのは、驚異的な支給額を記録した企業や、堅実な伸びを見せる業界の勢いでしょう。読者の皆さまが気になる、あの企業の「懐事情」を徹底的に掘り下げてお届けします。
SNSでは「景気が良いのは一部だけではないか」といった冷静な声も聞かれますが、数字を見ると驚かされます。精密加工装置で知られるディスコが、196万3411円という圧倒的な金額を叩き出したほか、スター精密も140万6619円と、他を寄せ付けない高水準を維持しています。ここで言う「基準内賃金」とは、残業代や休日手当を除いた毎月支払われる基本の給与を指し、これに何ヶ月分を乗じるかでボーナスが決まるのが一般的です。
機械・自動車業界で見えた明暗と、製造業を支える強靭な底力
2019年12月11日現在のデータによると、日本の屋台骨である「機械・自動車」セクターは、世界情勢の影響を受けつつも底力を見せています。例えば、産業用ロボットや物流システムを手掛けるダイフクは、前年比13.56%増の113万円を支給しました。一方で、自動車業界では日産自動車が108万6200円、ホンダが114万1000円と大台をキープしていますが、前年比で微減となった企業も見受けられ、業界内の温度差が顕著になっています。
私自身の視点から言えば、この数字は単なる「お金」の多寡ではなく、各企業がいかに従業員を大切にし、技術の研鑽を評価しているかのバロメーターだと感じます。特に製造業において、10%を超える増収を実現している企業は、効率化や独自技術による「高付加価値」化に成功している証拠でしょう。SNS上でも「これだけ貰えるなら転職したい」といった羨望の眼差しが向けられる一方で、業界の先行きを注視する投稿も目立ちます。
生活を支えるサービス・食品・不動産業界の驚きのボーナス事情
私たちの暮らしに密接に関わる業界でも、夢のある数字が並びました。2019年12月11日の調査では、医薬品のエーザイが115万3000円、ピジョンが102万8686円と、生活に欠かせない分野の安定感が際立っています。さらに不動産業界では、トーセイが189万9678円という、ディスコに迫る高額支給を実現しており、都心部を中心とした不動産市況の活況ぶりが給与面にも色濃く反映されているようです。
食品業界では、カゴメが年間211万7149円、カルビーも年間204万3000円と、年間ベースで見ると非常に高い水準を保っています。これは「業績連動賞与」という、会社の利益に応じて支給額が変動する仕組みが功を奏しているケースが多いです。働く側にとって、会社の成長がダイレクトに自身の収入に跳ね返ってくるのは、何よりも大きなモチベーションに繋がるのではないでしょうか。
流通・外食産業に目を向けると、ワークマンが前年比7.32%増の90万2757円と躍進しています。機能性の高いウェアが一般消費者にも受け入れられ、いわゆる「ワークマン女子」などのトレンドを生み出したことが、社員の皆様への還元に結びついたのでしょう。消費税増税後の不透明感がある中でも、特定のニーズを掴んだ企業が勝利を収める時代であることを、今回のボーナス集計は如実に物語っています。
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