2019年12月23日、東京都文京区で発生した痛ましいマンション火災において、新たな悲報が届きました。この火事では、72歳の藤野悦子さんの死亡がすでに確認されていましたが、意識不明の重体となっていた兄の藤野真一さん(82歳)も、23日の午前に搬送先の病院で息を引き取ったことが警視庁富坂署の発表で明らかになりました。
現場となったのは静かな住宅街の一角にあるマンションで、亡くなったお二人ともう一人の妹(78歳)の、きょうだい3人が肩を寄せ合って暮らしていたといいます。現在も78歳の妹さんは意識不明の重体が続いており、懸命な治療が行われている状況です。富坂署による調査では、身内同士で支え合いながら生活していた矢先の出来事だったことが判明しています。
このニュースが報じられると、SNS上では「年の瀬にこんな悲しいことが起きるなんて」「仲良く暮らしていたであろう3人を思うと言葉が出ない」といった、哀悼の意を示す投稿が相次ぎました。また、高齢者世帯における火災の恐ろしさを改めて痛感する声も多く、地域コミュニティでの見守りや防災意識の向上を訴える意見が目立っています。
今回の事案で警視庁が対応にあたっている「富坂署(とみさかしょ)」とは、文京区の一部を管轄する警察署のことです。彼らは火災の原因究明とともに、事件性の有無や当時の状況を詳細に調べる「実況見分」を進めています。実況見分とは、現場の状況を詳細に記録し、どこから火が出たのか、何が燃えたのかを論理的に特定する重要な捜査プロセスを指します。
私は、現代社会における「老老介護」や「高齢者のみの同居」というライフスタイルが抱えるリスクが、最悪の形で露呈してしまったと感じてやみません。冬場は空気が乾燥し、暖房器具の使用頻度も高まるため、どうしても火災の危険性が増大します。特に高齢者の避難には時間がかかるため、周囲のサポートや早期発見の仕組みが不可欠ではないでしょうか。
2019年12月24日現在、クリスマスの華やいだ雰囲気の裏側で、こうした孤独や不安と隣り合わせの生活を送る方々がいる現実に目を向ける必要があります。私たちは他人事と捉えず、まずは自身の住まいにおける火の元点検を徹底すべきでしょう。亡くなられたお二人のご冥福をお祈りするとともに、重体となっている女性の一刻も早い回復を願って止みません。
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