佐賀・基山町から全国へ!エスビージャパンが仕掛ける「IT×アナログ」の次世代観光プロモーション

2019年12月25日、佐賀県基山町に拠点を置く「エスビージャパン」が、既存の枠にとらわれないユニークな観光プロモーションで注目を集めています。同社は書店とタッグを組み、美しい風景や地域の魅力を印刷した「ブックカバー」を配布するという、非常にアナログながらも心に響く手法を展開しているのです。

このブックカバー企画は、SNS上でも「お気に入りの本に旅の景色を纏わせるなんて素敵」「思わずその土地へ行きたくなる」と大きな反響を呼んでいます。デジタルの時代だからこそ、手元に残る紙の質感が読者の旅情を刺激するのでしょう。

神戸市出身の中元英機社長は、かつて沖縄でガイドブックの出版に携わっていた経歴を持つ、生粋の旅行好きです。2007年の創業を経て、沖縄で地域ブランドの確立に尽力しましたが、現状に満足せずさらなる飛躍を目指しました。中元社長は、活況に沸く沖縄に留まることで自身の可能性が埋没してしまうことを危惧し、あえて新天地である九州・佐賀へと拠点を移したのです。

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定額制サービス「サブスク」で観光の未来を切り拓く

現在、同社の事業を支えているのは、自治体の要望に応える「地方創生ソリューション」です。地方創生とは、人口減少に歯止めをかけ、地域経済を活性化させる取り組みを指します。同社は、北九州市のカフェと山口県下関市を繋ぐコラボ企画など、年間で約30件もの多種多様なプロモーションを少数の精鋭スタッフで形にしています。

さらに、現代のトレンドである「サブスクリプション」を観光分野に導入した点も見逃せません。これは、月額料金を支払うことでサービスを一定期間利用できる仕組みのことで、同社は観光施設を定額で楽しめる「レジャー・ミー!」という画期的なサービスを運営しています。

2020年4月以降、このサービスはさらに進化を遂げる予定です。単なる施設利用に留まらず、目的地までの最適なルートや、知る人ぞ知る「穴場スポット」を利用者同士で共有できる機能を搭載するといいます。個人的には、この「情報の共有」こそが、これからの観光における最大の付加価値になると確信しています。

エスビージャパンは2019年12月に東京オフィスを開設し、続く2020年1月には大阪にも拠点を構える準備を進めています。ITによる効率化と、ブックカバーのような人の温もりを感じるアナログの融合。この両輪を巧みに操る同社の挑戦は、日本の観光のあり方を大きく変えていくに違いありません。

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