移動の利便性を劇的に変える、画期的なシステムが登場しました。経路検索サービスの最大手として知られるナビタイムジャパンは、2019年12月26日までに、タクシーの乗車前に支払額を決定できる「事前確定運賃」に対応した、法人向けルート検索サービスの提供を開始したのです。
これまでタクシーを利用する際、渋滞に巻き込まれたり、運転手さんが道に迷ったりしてメーターが上がり、予想外の出費に驚いた経験はありませんか。今回の新機能は、利用者が配車アプリで調べたルートを、そのまま乗務員のカーナビに共有することで、走行距離に基づいた確実な運賃設定を可能にします。
SNS上では「これなら安心して乗れる」「海外のように日本も透明性が増して嬉しい」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。特に言葉の壁がある訪日外国人観光客にとって、事前にお金がいくらかかるか明確であることは、日本での滞在体験をより快適なものにするはずでしょう。
五輪を見据えた英語対応と次世代移動サービスMaaSへの期待
本サービスは、開発者向けキットである「NAVITIME SDK」に追加される形で行われました。独自の技術により、クラウドを通じて予約時のルートを乗務員用アプリで完全に再現します。これにより、タクシー事業者は自社の計算システムに基づき、正確な料金を提示できるようになる仕組みです。
ナビタイムジャパンは、いよいよ数カ月後に迫った東京五輪・パラリンピックでの需要増加を強く意識しています。実際に、2020年3月にはサービスの英語対応も予定されており、世界中から訪れるゲストをスマートにおもてなしする準備が、急ピッチで進んでいると言えますね。
ここで注目したいのが「MaaS(マース)」という概念です。これはMobility as a Serviceの略称で、多様な交通手段を一つのサービスとして統合し、予約から決済までをシームレスに行う次世代の移動形態を指します。今回の運賃確定は、まさにこのMaaSの構築を支える重要なピースとなるでしょう。
個人的には、この取り組みがタクシー業界のイメージを大きく変えると確信しています。2019年10月に国土交通省がこの制度を認可したことを受け、ITの力で「不透明さ」という壁を取り払う試みは、将来的にマイカーを持たないライフスタイルの普及をも後押しするのではないでしょうか。
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