2019年12月27日の午後4時15分ごろ、愛知県尾張旭市新居の平穏な市道で、下校中や遊びに向かう途中の小学生たちを襲う痛ましい事故が発生しました。歩道を歩いていた児童の列に、対向車線を越えて暴走してきた乗用車が突っ込んだのです。この衝撃的なニュースは瞬く間に拡散され、師走の街に大きな衝撃を与えています。
この事故で、小学3年生の9歳の男児2人が車にはねられ、重軽傷を負いました。命に別状がないことを祈るばかりですが、幼い子供たちが突然の恐怖に直面した心中を察すると、言葉もありません。愛知県警守山署は2019年12月28日、車を運転していた瀬戸市北浦町に住む無職、安達雅子容疑者(78歳)を自動車運転処罰法違反の疑いで逮捕しました。
警察の取り調べに対し、安達容疑者は事故を起こした事実は認めつつも、「直前の記憶がない」と供述しているそうです。この「無意識の暴走」とも言える状況に、SNS上では「防ぎようがない恐怖だ」「記憶がないで済まされる問題ではない」といった、高齢運転者による事故への厳しい意見や不安の声が数多く寄せられています。
繰り返される高齢者のアクセル事故と求められる意識改革
今回の事故は、中央線を越えて対向車側の歩道に乗り上げるという非常に危険な走行パターンでした。加害者である安達容疑者自身も胸を打つ軽傷を負っています。過失傷害(かしつしょうがい)とは、不注意によって他人に怪我を負わせる罪を指しますが、今回のように記憶が欠落するほど意識が混濁していたとなれば、その原因解明が急がれます。
昨今、高齢ドライバーによる重大事故が社会問題となっており、身体能力や認知機能の衰えをどう管理するかが議論の的です。私は、免許返納制度のさらなる周知はもちろん、衝突被害軽減ブレーキなどの「サポカー」普及を強力に推進すべきだと考えます。個人の移動の自由も大切ですが、何よりも優先されるべきは子供たちの命の安全ではないでしょうか。
2019年12月29日現在、守山署は当時の詳しい状況や、容疑者の体調に異変がなかったかを慎重に調査しています。年末年始、道路が混み合う時期を前に、私たち一人ひとりがハンドルを握る責任の重さを再認識しなければなりません。二度とこのような悲劇が繰り返されないよう、社会全体での見守りと対策が今まさに求められています。
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