2020年01月01日、令和となって初めての清々しい元旦を迎えました。新しい時代の幕開けから2年目へと突入した今、実は「新元号の2年目」には、次代まで語り継がれるような特大ヒットが誕生しやすいという興味深いジンクスが存在します。明治から大正、昭和、そして平成へと、歴史を紐解けば流行は形を変えて巡り巡るものです。
かつて日本中がバブル景気の熱狂に包まれていた1990年、当時の流行語大賞に選ばれた「オヤジギャル」という言葉をご存知でしょうか。当時は競馬や屋台、そしてゴルフといった「中年男性の聖域」に果敢に踏み込む女性たちが世間の注目を集めました。しかし、令和の現在、その光景は驚くほどスタイリッシュなものへとアップデートされているのです。
「オヤジ」のイメージを一新!SNSで輝くゴルフ女子の生態
2019年12月の平日夜、東京・新宿にある明治神宮外苑ゴルフ練習場では、会社帰りの女性たちが爽快にクラブを振る姿が見られました。かつての「付き合い」や「接待」といった泥臭いイメージはどこへやら、現代の彼女たちにとってゴルフはフットサルやキャンプと同様の、週末を彩るカジュアルな「アクティビティ」の一つとして定着しています。
特に大きな転換点となったのは、2019年に全英女子オープンで見事優勝を飾った渋野日向子選手の活躍でしょう。彼女のトレードマークである「スマイル」は、多くの女性に勇気を与えました。今や打ちっぱなしや室内練習場は、インスタグラムへの投稿を楽しむ「ゴルフ女子」たちの社交場となっており、SNS上でもその熱気は非常に高く、常に話題を独占しています。
実際に練習に励む女性たちは、1つのレーンを仲間とシェアしながら会話を楽しみ、お互いのスイングをスマートフォンで撮影し合っています。これは「インフルエンサー」のように、自身の活動をネット上で発信し、共感を得る現代的な楽しみ方と言えます。スコアアップを目指す真剣な一面もありつつ、根底にあるのは「自分たちが楽しむこと」なのです。
ファッションへのこだわりも、令和スタイルを象徴しています。クラブなどの高価な道具は親世代から譲り受けるなど賢く節約しつつも、SNSで見つけた「大人可愛いウエア」には投資を惜しみません。こうした姿勢からは、流行に敏感でありながら、自分の価値観を大切にする現代女性のたくましさと美しさを感じずにはいられません。
筆者の見解としては、この「ゴルフ女子」ブームは一過性の現象ではなく、スポーツの民主化を象徴する動きだと捉えています。年齢や性別の壁が取り払われ、誰もが好きなものを「自分らしく」楽しめる社会は非常に健全です。令和2年は、こうした自由な精神から生まれる、明るくポジティブなヒット商品が次々と誕生する素晴らしい一年になるでしょう。
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