令和に蘇る「昭和2年」の輝き!モダンガール・淺井カヨさんが実践する究極のレトロモダンライフ

新しい元号に変わり、いよいよ「2年目」という節目を迎えました。歴史を振り返ると、大正末期から昭和初期にかけては、都会の街並みを鮮やかに彩った「モダンガール(モガ)」や「モダンボーイ(モボ)」たちが脚光を浴びた時代です。当時、最先端の欧米ファッションを身にまとい、自由を謳歌した彼らのスタイルは、今なお色あせない魅力を放っています。

そんな当時のライフスタイルを、2020年01月01日現在、驚くほど忠実に再現して暮らしている女性がいます。日本モダンガール協會の代表を務める淺井カヨさんです。彼女は単なるファッションの模倣に留まらず、住まいや家財道具に至るまで、昭和初期の空気感を現代に呼び起こしています。その徹底したこだわりは、SNS上でも「タイムスリップしたみたい」「芯のある生き方が格好いい」と大きな反響を呼んでいるのです。

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新築なのに懐かしい「新文化住宅」という選択

淺井さんは2016年に、東京都小平市に「新文化住宅」と名付けた一戸建てを新築されました。文化住宅とは、大正から昭和初期にかけて流行した、和風の家に洋風の応接間などを取り入れた和洋折衷の住まいを指します。この家は、最新の耐震・耐火技術で安全性を確保しつつも、木のサッシやタイル張りの風呂など、当時の意匠を見事に再現しているのが特徴です。

内装には、解体される古屋から譲り受けた貴重な建具やガラスを修理して活用しているそうです。古き良きものを大切にする精神が、家の隅々にまで息づいていますね。利便性ばかりが優先される現代において、あえて手間のかかる素材や職人技を取り入れる姿勢には、住まいに対する深い愛着と、文化を次世代へ繋ごうとする編集者としての情熱を感じずにはいられません。

不便を楽しむ?氷式冷蔵庫とちゃぶ台のある暮らし

驚くべきは、その生活様式です。家の中には電子レンジや炊飯器が存在せず、冷蔵庫はなんと木製の「氷式」を使用されています。氷の冷気で食材を冷やすこの道具は、かつて一般家庭の憧れでした。また、食事はちゃぶ台を囲み、暖は火鉢で取るという徹底ぶりです。一見すると不便に思えるかもしれませんが、淺井さんにとってはこれが日常であり、至福のひとときなのでしょう。

しかし、彼女は決して過去に固執しているわけではありません。かつてのモガたちが進取の気性、つまり「新しいことを進んで取り入れる精神」を持っていたように、淺井さんも現代の便利な道具を柔軟に使いこなしています。仕事用のパソコンやSNSを駆使して情報を発信し、掃除機などの家電も新調されたものを使っているのです。この「温故知新」のバランスこそが、彼女を現代のモダンガールたらしめる理由だと言えます。

2017年からは自宅の見学会も不定期で開催されており、古き良き生活の知恵を多くの人に伝えています。自分にとって本当に心地よいものを選び抜き、長く愛用する。そんな淺井さんのライフスタイルは、物があふれる令和の時代に、私たちが忘れてしまった「豊かさの本質」を問いかけてくれているような気がします。流行に流されない独自の美学は、これからも多くの人を魅了し続けることでしょう。

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