子どもたちが安心して学べるはずの教育の場で、耳を疑うような事件が発生いたしました。奈良県警奈良西署は2020年1月7日、自身が経営する学習塾に通う10代の女子生徒の首や両足首に犬用の首輪をつけ、行動の自由を奪ったとして、奈良市藤ノ木台1丁目に住む塾経営者、伊藤耕司容疑者(62歳)を逮捕監禁の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し、容疑者は「間違いない」と述べて容疑を認めております。幸いなことに女子生徒に怪我はありませんでしたが、多感な時期の心理的ショックは計り知れません。指導者という立場を悪用した今回の暴挙に対して、教育関係者のみならず社会全体に大きな激震が走っています。
逮捕監禁罪(たいほかんきんざい)とは、人の身体を不当に拘束して、ある一定の区域から出られないようにする犯罪のことを指します。今回のケースでは、教室内という密室で女子生徒を心理的・物理的に追い詰めており、形式的に両手が動かせたとしても、立派な監禁行為にあたると判断されました。
当時、教室の中は講師も務める容疑者と女子生徒の2人きりという状況でした。容疑者は「これを着けましょう」と言葉をかけ、首と足に首輪を装着させた上で、さらに犬用のリードで繋ぎとめたとされています。抵抗が難しい状況を作り出す手法は、極めて悪質と言わざるを得ません。
ネット上やSNSでは「塾に預けるのが怖くなる」「信じられない変態行為で言葉を失う」といった、強い憤りや恐怖を訴える声が相次いでいます。また、「密室になる個別指導の危うさが浮き彫りになった」という、学習塾のあり方そのものを疑問視する意見も多く見られました。
私個人の意見として、教育に携わる者がその優位な立場を利用して生徒を傷つける行為は、断じて許されるべきではないと考えます。個別指導が人気を集める現代だからこそ、教室の可視化や複数担任制の導入など、密室を作らないための具体的な安全対策が急務となるでしょう。
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