日本の知の拠点、九州大学が2019年6月21日、トルコの首都アンカラに新たな情報発信拠点を立ち上げました。この動きは、大学の国際的なプレゼンスを高めるための重要な一歩であり、中東地域では初めての拠点開設となります。これまで中国やタイなど世界11箇所で展開してきたネットワークを、ついに中東・北アフリカ地域へと広げることになるのです。九州大学がこのグローバル戦略を通じて目指すのは、多様なバックグラウンドを持つ留学生の獲得であり、それによって世界の大学ランキングや格付けといった大学評価でのさらなる向上を目指していると言えるでしょう。
新設された「九大アンカラオフィス」には、留学コーディネーター2名と現地スタッフ1名が常駐し、現地の学生や研究者に向けて、多岐にわたる情報を提供していく予定です。具体的には、九州での生活環境、九州大学で受けられる授業内容の詳細、最先端の研究施設といった、魅力的な情報を発信していくことになります。情報の提供だけでなく、留学を希望する学生へのきめ細やかなサポートも期待できるでしょう。開設を祝う開所式がアンカラで同日に執り行われ、久保千春学長は「トルコとの緊密な協力を通じて、新時代の令和における研究と教育を牽引していきたい」と力強く挨拶しています。
この拠点開設は、単に九州大学独自の戦略というわけではありません。実は、文部科学省が前年度から推進している「日本留学海外拠点連携推進事業(中東・北アフリカ)」という国のプロジェクトに、九州大学が採択されたことによるものでもあります。これは、日本への留学生を増やし、国際的な学術交流を活発化させることを目的とした事業です。そのため、このアンカラオフィスは、九州大学だけでなく、日本全体の国際教育交流のハブとしての役割も担うことが期待されます。このような国の後押しを受けながら、大学の国際競争力を高めるための具体的なアクションが着実に進んでいるのです。
今回の九州大学のトルコ進出は、SNS上でも大きな注目を集めています。特に、これまで接点が少なかった中東地域への展開ということで、日本の大学の国際化に対する関心の高まりが感じられます。「アンカラに拠点ができたことで、トルコや中東の優秀な学生が日本に来やすくなるのは素晴らしいことだ」「国際的な評価を高めるための具体的な投資として評価できる」といった、ポジティブな意見が多く見受けられました。また、「九大のグローバル展開に期待したい」「アジア圏以外の留学生が増えることで、大学の文化や研究に新しい風が吹き込むはずだ」といった、未来への期待を示す声も多く、この取り組みが大学の多様性を深めることへの期待感は非常に高いと言えるでしょう。
私見になりますが、九州大学のこの動きは、日本の大学が世界で生き残っていくために、まさに必要不可欠な戦略だと考えられます。少子高齢化が進む日本国内だけでは、優秀な人材の確保も、最先端の研究の維持・発展も難しくなってきています。だからこそ、トルコという文化的・地政学的に重要な地域に拠点を設け、多様な文化と才能を呼び込むことは、大学の持続的な発展に直結します。情報発信力と留学生受け入れ体制を強化することで、九州大学が世界の知のコミュニティにおいて、さらに存在感を増していくことを心から期待したいものです。
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