2020年東京五輪の出場権をかけたアジア・オセアニア予選が、2020年2月に中国で開催されます。運命の決戦を控えたボクシングの男女日本代表チームが、2020年1月3日、決戦の地を見据えてカザフスタンでの強化合宿へと旅立ちました。世界各国の実力者が集う過酷なサバイバルを勝ち抜くため、選手たちは並々ならぬ闘志を燃やしています。ネット上でも「全員で五輪切符を掴み取ってほしい」といった熱いエールが続々と寄せられており、注目度は最高潮に達しているようです。
今回の遠征先であるカザフスタンでは、約2週間にわたる猛特訓が予定されています。合宿地には、アマチュアボクシング界で圧倒的な強さを誇るキューバなど、強豪国の精鋭たちも集結する見込みです。ここで言うアマチュアボクシングとは、プロとは異なり、主に3ラウンドの短時間で繰り出される手数の多さや技術の正確性を競い合う競技を指します。スピードと一瞬の判断力が求められるため、世界のトップ選手と拳を交える経験は、代表メンバーにとってこれ以上ない貴重な財産になるでしょう。
過去にリオデジャネイロ五輪の男子ライト級のリングに立った経験を持つ成松大介選手(自衛隊)は、出発を前に強い覚悟を示しました。「約1ヶ月後に控える予選で、確実にオリンピックへの切符を勝ち取る」と力強く宣言しています。まずは目の前の大きな壁を乗り越え、その先に待つ本大会での栄光へとステップを上げていく構えです。ベテランらしい落ち着きと、内に秘めた熱い情熱が言葉の端々から伝わってきて、非常に頼もしさを感じさせます。
また、女子フライ級の並木月海選手(自衛隊)も、この貴重な機会を貪欲に吸収しようと意気込んでいます。世界の頂点を目指すライバルたちが醸し出す独特の緊張感や雰囲気を肌で体感し、自身の成長の糧にする方針です。女子ボクシングの勢いを示すためにも、彼女の果敢な挑戦には大きな期待がかかります。世界の高い壁に臆することなく、独自のステップワークとスピードにさらに磨きをかけて帰国してくれるに違いありません。
さらに、男子フライ級の田中亮明選手(岐阜・中京学院大中京高教)は、身近な家族の活躍を最高のエネルギーに変えています。彼の弟である田中恒成選手は、プロボクシングの世界ボクシング機構(WBO)フライ級王者であり、2019年12月31日の大みそかに鮮やかなKO勝利で防衛を果たしたばかりです。偉大な弟の大活躍に対して「次へ僕が圧倒的な内容で勝利を収める番だ」と語り、大きな刺激を受けて予選へ挑みます。
このように、個々の選手がそれぞれの思いを胸に秘めて挑むカザフスタン合宿は、日本代表の戦闘力を飛躍的に高めるターニングポイントになるはずです。プロとアマの垣根を越えた兄弟の絆や、過去の雪辱を誓うベテランの意地が融合した現在のチームには、不思議な一体感と強さが漂っています。メディア編集部としても、彼らが異国の地で心身ともに一回りタフになり、2月の中国予選で歓喜の瞬間を迎える姿を心から確信しています。
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