オンワード樫山に新社長就任!鈴木恒則氏が挑む店舗改革とアパレル界の未来、SNSの期待感は?

大手アパレル企業のオンワードホールディングスは、2020年1月10日、中核を担う子会社であるオンワード樫山の次期社長に鈴木恒則取締役が昇格する人事を公表しました。異動の時期は2020年3月1日付となっており、これまで陣頭指揮を執ってきた大沢道雄社長は、代表権を持たない会長のポジションに退く予定です。このトップ交代劇は、現在進められている大規模なビジネスモデルの転換期を象徴する出来事として、業界内外から非常に高い関心を集めています。

現在オンワードグループは、国内外でおよそ600店舗に及ぶ大量の店舗閉鎖を柱とした「構造改革」の真っ最中にあります。構造改革とは、企業の組織や事業の仕組みを根本から見直し、より効率的で利益が出やすい体質へと生まれ変わらせる取り組みを指す言葉です。これまで同社を牽引してきた大沢氏は、急速に拡大するネット通販の波を見据えながら、商品の生産体制や物流システムの整備といった土台作りに尽力してきました。その一連の基礎工事に一定のメドが立ったと判断され、今回のバトンタッチが決定した模様です。

新社長に就任する鈴木恒則氏は1961年生まれの61歳で、神奈川県出身の人物です。1982年3月に東海大学文学部を卒業後、樫山(現在のオンワードホールディングス)に入社しました。その後は主に紳士服を扱う営業畑を歩み、メンズビジネスウェア事業本部長やメンズ・スポーツ事業本部長といった要職を歴任してきた経歴を持ちます。2017年からはオンワード樫山の取締役専務執行役員を務めており、グループが主力とする百貨店や商業施設のキーマンたちと、非常に深い信頼関係を築き上げてきたことで知られています。

これまでの「裏方の仕組み作り」から、今後は「顧客との接点強化」へと舵を切る同社にとって、店舗運営の実務に精通した鈴木氏の起用は、極めて適任であると言えるでしょう。営業の最前線で培われた鋭い感性と強力なネットワークを活かし、ネットが当たり前となった現代だからこそ輝く、新しい時代のリアル店舗のあり方を追求していく方針です。ネットと実店舗の融合が叫ばれるアパレル業界において、どのようなイノベーションを見せてくれるのか、その手腕に大きな期待がかかります。

インターネット上のSNSでも今回の人事ニュースは瞬く間に拡散され、大きな反響を呼んでいます。「なじみのあるブランドがどう変わるのか楽しみ」「店舗閉鎖のニュースは寂しかったけれど、営業出身の社長なら現場を元気にしてくれそう」といったポジティブな応援コメントが目立ちます。その一方で、「ネット通販がこれだけ強くなった時代に、リアル店舗をどう再生させるのか見ものだ」という、今後の動向を厳しく注視するリアルな声も寄せられており、注目度の高さが伺えました。

編集部としては、今回のトップ交代は単なる社内人事にとどまらず、伝統的なアパレルビジネスが生き残りをかけた、非常に重要な勝負の一手であると感じています。現在の消費者は便利さだけでなく、店舗でしか味わえない「特別な体験」を求めているのではないでしょうか。だからこそ、現場の痛みが分かり、商業施設との太いパイプを持つ鈴木氏が、リアル店舗の価値を再定義することには大きな意義があります。ネット通販の利便性を活かしつつ、店舗をワクワクする空間へと変革させるドラマに期待しています。

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