粘着シートや特殊紙の分野で世界をリードする大手化学メーカーのリンテック株式会社が、新たな舵取り役を発表しました。2020年4月1日付で、取締役常務執行役員を務める服部真氏が新社長に就任することが決定したのです。これまで同社を牽引してきた西尾弘之社長は、今後は取締役として経営を支える形になります。このトップ交代劇は、激動する業界において同社がさらなる進化を遂げるための重要なステップとなるでしょう。
新社長に抜擢された服部真氏は、1958年生まれで岩手県出身の62歳です。1980年に日本大学法学部を卒業された後、現在のリンテックである不二紙工へと入社しました。まさに生え抜きの叩き上げとして、現場から経営の中枢までを実体験として知る人物といえます。2015年に取締役に就任し、2017年には取締役常務執行役員へと昇格するなど、確かな実績を積み重ねてこられました。
服部氏が歩んできたキャリアは、同社の成長期と見事に重なっています。不二紙工は、シールやラベルに使われる粘着剤などの技術に強みを持っていた企業で、合併を経て現在のリンテックへと発展を遂げました。このように一つの会社が形を変えながら大きくなっていく過程を、社内で誰よりも見つめてきたからこそ、同社が持つ技術の本質や強みを深く理解しているに違いありません。
このニュースが流れると、ネット上やSNSでも大きな注目を集めることとなりました。特にビジネス層の間では「激変する市場の中で、生え抜きトップの柔軟な手腕に期待したい」といった応援の声が目立っています。さらに、同社の技術力に注目する投資家からは「新しいリーダーシップによって、グローバル展開が加速するのではないか」という好意的な意見も数多く寄せられていました。
編集部の視点として、今回の人事には同社の強い覚悟が感じられます。製造業を取り巻く環境は、環境配慮やデジタル化などの影響で急速に変化している最中です。このような時代だからこそ、法学部出身というバックグラウンドを持ち、コンプライアンスや組織統治にも明るい服部氏の手腕が必要とされたのでしょう。確固たる基盤の上に、どのような新しい価値を築いていくのか非常に楽しみです。
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