ワイン酵母が魅せる奇跡!本坊酒造の新作芋焼酎「WY KISHOGURA No.1」がもたらす華やかな果実香の秘密に迫る

鹿児島が世界に誇る伝統酒「本格焼酎」の世界に、今までにない新しい風が吹き荒れています。鹿児島市に本拠を置く本坊酒造が2019年11月末に世に送り出した「WY KISHOGURA No.1」は、これまでの芋焼酎のイメージを覆す、ワイン酵母で仕込まれた注目の逸品です。

一口飲むと、まるで目の前でフレッシュな果実が弾けたかのようなフルーティーな香りが広がります。さらに、ほのかな甘みを含んだ優しい味わいが続き、これまで焼酎を敬遠していた方でも驚くほどスムーズに楽しめる仕上がりとなっています。

SNS上でもこの新しい試みは瞬く間に話題を呼び、「焼酎なのにワインのような香りがして上品!」「これなら初心者でもお洒落に楽しめる」といった歓喜の声が多数寄せられています。伝統的な焼酎の枠組みを超えたこの味わいは、若者や女性を中心に早くも多くのファンを魅了している模様です。

今回の革新的なプロジェクトが始動したのは、2018年春のことでした。「誰もが心地よいと感じられる香り」を追い求めた開発チームが目を付けたのが、ワイン造りには欠かせない微生物である「ワイン酵母」だったのです。

ここで解説しますと、酵母とは糖分をアルコールと二酸化炭素に分解する、お酒造りにおいて最も重要な役割を果たす微生物のことです。一般的な芋焼酎では焼酎用の酵母が使われますが、ワイン酵母を用いることで、マスカットやベリーを思わせる独特の華やかな香りが生まれます。

本坊酒造の最大の強みは、山梨県内に2つのワイナリーを自社展開している点にあります。このアドバンテージを存分に生かし、ワイン造りの最前線にいる醸造技術陣と徹底的なディスカッションやテイスティングを重ね、究極の組み合わせが模索されました。

数ある候補の中から選ばれたのは、同社の「マルスワイン 甲州香り仕立て」に使用されている特別な酵母です。この酵母に最も調和するサツマイモとして白羽の矢が立ったのが、主に製菓や着色用として重宝されている紫芋の品種「頴娃紫」でした。

頴娃紫にはポリフェノールが豊富に含まれており、これがワインのイメージとも見事に重なります。2018年10月には鹿児島県南さつま市にある名門「津貫貴匠蔵」にて、一般販売に向けた本格的な仕込みが開始されました。

繊細なワイン酵母が最も活発に働く温度を維持するため、蔵には専用の冷却設備が新たに導入されています。蒸留の過程で生じる香りのばらつきや荒々しさを、じっくりと熟成させることで落ち着かせ、ついに極上のクオリティへと到達したのです。

お酒の魅力を最大限に引き出すため、一般的な芋焼酎よりも低いアルコール度数の20度に設定されています。これはワイン技術陣の「ぜひ冷やしてストレートで味わってほしい」という熱いこだわりから誕生した絶妙なバランスとなっています。

パッケージにも並々ならぬ情熱が注がれており、ボトルにはスタイリッシュなブルゴーニュ型のワイン瓶が採用されました。頴娃紫を連想させる美しい赤紫色のボトルは、食卓を華やかに彩るインテリアとしても抜群の存在感を放つでしょう。

伝統を守るだけでなく、柔軟な発想で進化を続ける本坊酒造の姿勢には深く感銘を受けます。市場の流行が多様化する現代において、他ジャンルの技術を融合させたこの一本は、低迷が懸念される焼酎業界を救う起死回生の一手になるに違いありません。

商品名の「No.1」という文字には、今後も新たな組み合わせに挑戦していきたいという未来への強い意志が込められています。焼酎の未来を切り拓く本坊酒造の挑戦はまだ始まったばかりであり、次なる仕掛けからも目が離せません。

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