行きたい場所へ、渋滞も乗り換えもなく一直線に飛べたら最高だと思いませんか。北海道帯広市に拠点を構える航空スタートアップ企業「エアシェア」が、そんな夢を現実にする画期的な小型航空機のシェアリングサービスを開始しました。このサービスは、ネット上で稼働していない飛行機のオーナー、操縦士、そして移動したい利用客を効率的に引き合わせるマッチングシステムです。大手の航空会社が就航していない地域の空港同士でも自由に行き来できるため、これまでにない利便性が注目を集めています。
SNS上では「ついに日本でも本格的な空のシェアエコが始まった」「プライベートジェットのような体験が身近になるかも」といった期待の声が続々と上がっています。従来の移動手段ではたどり着きにくかった地方へのアクセスが劇的に改善されるため、観光やビジネスシーンでの新たな選択肢として早くも話題沸騰中です。エアシェアはサービス開始の初年度において、まずは100フライトの成立を目標に掲げており、日本の空の移動に新しい風を吹き込もうとしています。
気になる利用方法と驚きのコストパフォーマンス
このサービスでは、利用客が乗車人数や日時、出発地と目的地、さらに好みの機体をWeb上で指定し、条件が合致すればフライトが成立する仕組みです。例えば、愛知県営名古屋空港から石川県の能登空港まで3名で往復する場合の費用は、およそ21万円が目安となります。一見すると高額に思えるかもしれませんが、貸切のプライベート空間で最短ルートを移動できる価値を考慮すると、ビジネスのタイトなスケジュールや特別な記念日旅行には極めて魅力的な価格設定と言えるでしょう。
運営会社は、利用客と機体オーナーの双方から20%ずつの手数料を受け取るビジネスモデルを展開しています。今後は2020年春ごろを目安に空からの景色を楽しむ周遊飛行のプランを導入するほか、同年夏には全国のチャーター運航業者などとの連携も予定しているとのことです。同社の進藤寛也社長は、既存の公共交通機関ではカバーしきれなかった、地方から地方への移動という潜在的な需要を掘り起こしたいと熱意を語っています。
若手パイロットの救世主にも?航空業界が抱える課題への挑戦
現在、このプラットフォームには10機の航空機と20人のパイロットが登録を済ませており、さらなる規模拡大を視野に入れています。実はこの試み、単なる移動手段の提供にとどまらず、日本の航空業界が抱える深刻な雇用問題の解決にも一役買っている点が非常に興味深いポイントです。通常、民間航空会社へ就職するためには、操縦士として500時間から1000時間という膨大な「飛行時間(実際のフライト実績)」を積むことが求められます。
しかし、せっかくライセンスを取得しても、飛行時間を稼ぐ機会や資金が足りずに就職を諦めてしまう若手が非常に多いのが現状です。エアシェアは彼らに実務としての飛行機会を提供することで、次世代の航空人材を育成するインフラとしても機能しています。地方創生という社会的な価値だけでなく、若き航空人材の夢を支える温かいイノベーションとしても、この素晴らしいプロジェクトの今後の発展を心から応援したくなります。
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