コンビニ大手のローソンは、2020年01月20日に2020年03月01日付で実施する大規模な組織改革および役員人事を発表しました。今回の変革は、激変する市場環境へ迅速に対応し、さらなる成長を遂げるための戦略的な布石として注目を集めています。専務執行役員の宮崎純氏がコミュニケーション管掌に就任するほか、各部門のトップが刷新され、新体制でのスタートを切る形となりました。
SNS上では、この突然の発表に対して「ローソンが本気で変わりにかかってきた」「組織の枠組みが大きく変わるので、今後の商品やサービスがどう変化するのか楽しみ」といった期待の声が寄せられています。特に、私たちの生活に密着したコンビニだからこそ、体制変更が店舗にどのような影響を与えるのか、多くの消費者が関心を寄せている模様です。
中食とドライを統合!商品力強化へ向けた「商品本部」の誕生
今回の組織改革における最大の注目ポイントは、商品開発部門の統合です。これまで別組織だった「中食商品本部」と「ドライ商品本部」を一つにまとめ、新たに「商品本部」として再編しました。ここでいう中食(なかしょく)とは、お弁当やお惣菜のように「家庭外で調理された食品を自宅などに持ち帰って食べる食事形態」を指します。一方、ドライ商品とは、スナック菓子やカップ麺、飲料といった常温で長期保存が可能な商品を意味しています。
この2つの部門を統合した背景には、弁当と飲料を組み合わせたメニュー提案など、ジャンルを超えた一体的な商品開発を加速させる狙いがあると考えられます。さらに、新しい食のトレンドを生み出すための「商品コンセプト開発部」が新設されるなど、他社との差別化を図るための攻めの姿勢が鮮明に打ち出されています。日常の食卓を支えるローソンの商品力が、今後どこまで進化するのか非常に興味深いところです。
次世代のコンビニ像を描く「新規事業本部」の新設
もう一つの大きな目玉が、「新規事業本部」の立ち上げです。健康志向を捉える「ヘルスケア本部」や、買い物困窮者などを支える「ラストワンマイル事業本部」、そして人気の「ナチュラルローソン事業推進部」という3つの既存部門を大胆に統合しました。ここでキーワードとなるラストワンマイルとは、物流において「最終拠点から利用者の手元へ商品を届ける最後の区間」を指す言葉です。ネット宅配や移動販売などがこれに該当します。
さらに同本部内には、オフィスや病院内の狭小スペースに店舗を展開する「マイクロマーケット推進部」なども設置されます。少子高齢化やライフスタイルの多様化が進む中、店舗に足を運んでもらうのを待つだけでなく、顧客の生活圏へ自らアプローチしていく強い意志が感じられます。単なるコンビニの枠を超えた、新しい社会インフラとしてのローソンの挑戦には、個人的にも大いに拍手を送りたいと思います。
デジタルとグローバルを加速させる多角的な再編
さらに、時代の変化に対応するための「ITソリューション本部」への改称や、金融とデジタルマーケティングの連携強化など、バックオフィスから最前線に至るまで隙のない改革が行われています。海外展開を担う「アジア・パシフィック事業本部」の体制も整えられ、国内外での競争力を高める準備が着々と進んでいる印象です。
これほど大規模な組織の壁を取り払い、一つの方向へと統合していくスピード感こそ、現代の流通業界を生き抜くために必要な決断であると感じます。縦割り組織の弊害をなくし、柔軟でスピーディーな経営へと舵を切ったローソンが、2020年03月01日以降にどのような革新的なサービスを私たちに届けてくれるのか、今後の動向から目が離せません。
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