世界最大級のデジタル見本市である「CES」が2020年01月08日、アメリカのラスベガスで華々しく開幕を迎えました。世界中の最新テクノロジーが集結するこの舞台で、日本を代表する電機大手のパナソニックが、自動車業界の未来を塗り替える強力なイニシアチブを発表して大きな注目を集めています。今回同社が特に力を入れているのが、インターネットと常時接続して多様な機能を実現する「コネクテッドカー(つながる車)」の分野です。
パナソニックは、アメリカで小型電気自動車(EV)の開発を牽引する期待のスタートアップ企業、トロポステクノロジーズとの技術提携をスタートさせました。この協業により、車両の状態を離れた場所から見守る遠隔管理システムや、スマートフォンのように車両の機能を最新に保つソフトウェア更新の基盤技術が提供されます。利便性と安全性を飛躍的に高めるこの試みに対し、SNSでは「日本の技術が世界のEV進化を支えるのは胸熱」「地味だけど最も重要なインフラになりそう」といった期待の声が続々と寄せられています。
さらに、この「つながる技術」は四輪車だけに留まりません。アメリカの老舗二輪車メーカーとして名高いハーレーダビッドソンも、パナソニックが構築した高度な通信プラットフォームに対応する電動バイクの車種を拡大することを決定しました。伝統的なバイク文化に最新のIoT技術が融合するニュースは、世界中のライダーの間でも大きなパラダイムシフトとして歓迎されているようです。
同社の壮大な挑戦は、すでに米ユタ州の公道でも具体的なカタチになりつつあります。現地当局と連携し、自動車と道路に設置されたセンサーが相互に情報をやり取りする「V2X(Vehicle-to-Everything)」と呼ばれる最先端技術の社会実験が進行中です。これは車と街全体がデータを共有し、交通事故の防止や渋滞緩和を先回りして実現する、まさに未来のスマートシティの縮図と言えるでしょう。
このユタ州での実証実験は、2020年05月以降に現在の30台から一気に2000台規模へと拡大される計画です。単なる実験の枠を超え、実用化に向けた巨大な一歩を踏み出すパナソニックの姿勢からは、次世代モビリティの主導権を握ろうとする強い覚悟が感じられます。ハードウェアの製造から、ソフトウェアや通信基盤を握る「プラットフォーマー」へと脱皮を図る同社の挑戦は、私たちの移動の概念を根底から変えてくれるに違いありません。
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