日本屈指の豪雪地帯として知られる新潟県南魚沼市ですが、今シーズンは深刻な降雪量不足に直面しています。この異例の事態を受け、同市は2020年1月10日、売上が落ち込んでいる地元企業を救済するための特別な融資制度を立ち上げました。SNS上でも「スキー場に雪がないのは死活問題」「地元の産業が心配だったから、この素早い対応はありがたい」といった切実な声や、行政のスピード感を評価するコメントが数多く寄せられています。
今回スタートした「南魚沼市異常少雪緊急経営支援資金」は、冬の観光を支えるホテルや旅館、さらに除雪作業の減少で打撃を受けている建設会社などの中小企業が対象です。融資の限度額は1000万円に設定され、年利は1.25%、返済期間は5年以内となっています。雪をビジネスの軸とする地域だからこそ、この歴史的な雪不足は死活問題であり、今回の迅速なセーフティネットの構築はまさに恵みの雨と言えるでしょう。
さらに特筆すべきは、手厚い負担軽減措置が盛り込まれている点です。企業がお金を借りる際、返済が滞った場合に備えて保証機関に支払う「信用保証料」を、市がサポートしてくれます。借入額が500万円以下の場合は全額、500万円を超えるケースでも半額を市が助成する仕組みです。資金繰りに悩む経営者にとって、こうした実質的なコスト削減は、これ以上ない心強い後押しになるに違いありません。
この制度は、新潟県内に拠点を置く地方銀行3行をはじめ、長岡信用金庫や新潟県信用組合、塩沢信用組合、JAみなみ魚沼の市内にある各店舗で申し込みが可能です。実はこれに先駆け、地元に本店を構える塩沢信用組合も独自の融資商品を発売しており、地域一丸となってこの難局を乗り越えようとする強い意志が感じられます。気候変動のリスクに立ち向かうためにも、官民が連携したこうした柔軟な支援が今後さらに重要になってくるはずです。
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