製造業界で深刻化する人材不足に、一石を投じる新たな試みが始まります。京都に拠点を置く大手電気機器メーカーの日新電機は、自社のサプライチェーンを支える協力会社や関西経済交流会とタッグを組み、ミャンマーからの技能実習生受け入れを全面バックアップする方針を固めました。この画期的な試みは、単なる労働力の補填にとどまらず、海外の若き才能を日本へ呼び込む架け橋として、SNS上でも「これぞ大企業がすべきサプライチェーン維持の手法」「地域貢献にも繋がる」と好意的な意見が多く寄せられています。
そもそも「技能実習制度」とは、開発途上国の若者が日本の優れた技術を現場で学び、母国の経済発展に活かすための国際貢献プログラムです。日新電機は、ミャンマーにある現地法人を活用した手厚い育成カリキュラムを構築しました。具体的には2020年1月から現地での研修をスタートさせており、日本語の習得はもちろんのこと、実際の製造現場で不可欠となる設計図面の読解教育まで実施するという、極めて実践的な内容になっています。育成された人材は、2020年8月にも日本での勤務を開始する予定です。
中小企業の未来を照らす!最大5年の長期受け入れと将来への展望
今回のプロジェクトでは、日新電機の力強いパートナーであるオーランド(京都市)をはじめとした協力企業4社が、第一弾として合わせて5名の実習生を迎え入れます。現地で最大6ヶ月間にわたる猛特訓を積んだ優秀な若者たちは、2020年8月から最長で5年間、日本のものづくりの最前線で活躍する見込みです。さらに日新電機は、日本での実習を終えた彼らを、将来的にミャンマーの現地法人で幹部候補などとして採用するプランも視野に入れています。キャリアの道筋が明確な点は、働く側にとっても大きな魅力でしょう。
現在、多くの中小企業が労働人口の減少に伴うリクルート活動の難航に頭を悩ませています。筆者は、このように親会社が教育インフラを提供してグループ全体の課題を解決する仕組みこそ、これからの日本社会に必要不可欠なモデルケースになると確信しています。単に人を集めるだけでなく、現地での徹底した教育によってミスマッチを防ぐ姿勢は、持続可能なビジネスの観点からも高く評価できます。この京都発の温かい国際協力が、日本の製造業に新たな活力を与えてくれるに違いありません。
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