おなじみのお菓子メーカーである亀田製菓が、地球の未来を見据えた画期的な取り組みに乗り出しました。なんと2030年度までに、すべての商品を環境に配慮したエコなパッケージへと一新することを発表したのです。この大胆な決断は、世界中で叫ばれているプラスチック削減の動きをさらに加速させるに違いありません。インターネット上でも「おせんべいのトレーがなくなるのは画期的」「環境に優しい企業を応援したい」といった好意的な声が早くも寄せられています。
今回のエコ改革における最大の注目点は、せんべいなどの包装でおなじみだったプラスチック製のトレーを完全に無くすという挑戦です。これまで直径の大きなせんべいは、配送中に割れてしまうのを防ぐためにトレーが敷かれていました。同社は商品の詰め方や外側の袋に新たな工夫を凝らすことで、トレーがなくても中身が割れない仕組みを見事に生み出したのです。2025年度までには、人気商品である「手塩屋」などでのトレー廃止を予定しています。
内容量はそのままに体積を3割カットする驚きの技術
さらに驚くべきことに、トレーの廃止と並行してパッケージのサイズ自体を小さくする「スリムパッケージ」の導入も進められています。これはお菓子の内容量を一切減らすことなく、詰め方を工夫するだけで全体の体積を3割もコンパクトにするという魔法のような技術です。すでに「通のえだ豆」といった一部の商品でこのスリム化が始まっており、今後は他のラインナップにも次々と展開される予定ですから、お店で見かけるのが楽しみになりますね。
このリサイズ(小型化)と呼ばれる技術には、実はプラスチックの削減以外にも素晴らしいメリットが隠されています。袋が小さくなったことで、一度に配送できる商品の量がなんと3割も増加しました。これによりトラックの運行回数を減らすことができ、輸送時の二酸化炭素排出を抑えることにつながるのです。また、お店の売り場でも陳列の効率が良くなるため、同じスペースにこれまで以上に多様な種類のお菓子を並べることが可能になります。
私たちは日常の買い物を通じて、知らず知らずのうちに多くのプラスチックゴミを排出しています。亀田製菓のような業界のリーダーが率先してこうした環境対策を行うことは、消費者のエコ意識を高める素晴らしいきっかけになるでしょう。単においしいお菓子を届けるだけでなく、持続可能な社会作りに貢献しようとする企業の姿勢には深く共感を覚えます。お菓子の袋が小さくなることは、私たちの未来を大きく変える第一歩なのです。
未来を紡ぐバイオマス素材への置き換えと確かな実績
同社はさらに先の未来を見据え、包装資材そのものを地球に優しい素材へと変える「リプレイス(置き換え)」の検討も始めています。植物由来の原料で作られるバイオマスプラスチックや、微生物によって自然に分解される生分解性プラスチック、さらには紙素材への移行を目指しているのです。コストなどの課題をクリアするため、現在は素材メーカーとの話し合いを重ねており、2030年度に向けて長期的な視点でじっくりと開発が進められています。
こうした取り組みは、すでに確かな成果として現れ始めています。2019年度の春商品では先行して9つのアイテムを対象にエコ対応が進められました。その結果、年間のプラスチック使用量は2018年度の430トンから、一気に280トンへと減少する見通しとなっています。さらに2020年度には、年間150トン以上のプラスチック削減を見込んでおり、環境への負荷を減らす取り組みは凄まじいスピードで進化を遂げている最中です。
お菓子を選ぶ基準が「おいしさ」だけでなく、「地球に優しいかどうか」になる時代がすぐそこまで来ています。亀田製菓のこの試みが成功すれば、他の食品メーカーにも同様の動きが波及していくことは間違いないでしょう。環境を守りながら、大好きなあの味を守り続ける同社の挑戦を、私たちはこれからも美味しく食べて応援していきたいものですね。スリムでスマートに生まれ変わる新しいパッケージの登場に、今後も目が離せません。
コメント