光岡自動車の三輪EVがミニ消防車に!狭い路地を駆け抜ける新型「Like-T3」が東京消防庁で始動

独創的なデザインで車ファンを魅了し続ける光岡自動車が、社会の安全を守る新たな一歩を踏み出しました。富山市に拠点を置く同社が、東京消防庁向けに特別カスタムを施した三輪の2人乗り電気自動車(EV)「Like-T3(ライク・ティースリー)」を初めてお披露目したのです。2020年1月6日に開催された「東京消防出初式」には、さっそく2台の車両が登場して注目を集めました。その愛らしくも頼もしい姿に、SNS上では「街のヒーローになりそう」「トミカで発売してほしい」といった好意的な声が早くも寄せられています。

この新型マシンの最大の強みは、なんと言っても約1.1メートルという非常にスリムな車幅にあります。これにより、普通乗用車では進入が困難な東京都内の下町にある、入り組んだ細い路地でもスムーズに走行が可能です。開発担当者が「これまでは徒歩でしかアプローチできなかった場所へも、迅速に駆けつけることができる」と胸を張るように、災害時の初期対応における活躍が期待されています。こうしたコンパクトEV、つまり電気を動力源として走る環境に優しい超小型モビリティは、都市部の防災インフラを支える新たな切り札となるでしょう。

小さなボディでありながら、救命や消火のための本格的な装備が凝縮されている点も見逃せません。車体の後部スペースには、初期消火に不可欠な消火器やホースに加え、心停止などの命の危機に陥った人の心臓に電気ショックを与えて救命する「AED(自動体外式除細動器)」もしっかりと搭載されています。また、1回のフル充電で約60キロメートルを走破できる航続距離を確保しており、家庭用のようなコンセントから約6時間で充電が完了する実用性の高さも魅力です。機動力と機能性を兼ね備えた、まさに現代の頼れるミニ消防車と言えます。

東京消防庁では、まずこの2台を実際の現場で運用しながら、その性能や使い勝手を検証していく方針です。そこで確かな有効性が確認されれば、今後はさらに多くの「Like-T3」が導入され、街のあちこちで見かけるようになるかもしれません。個人的には、この取り組みが全国の狭小地域を抱える自治体へ波及することを切に願っています。単なる移動手段としてのEVを超えて、人命救助の最前線で命を繋ぐために日本の技術が活かされるのは非常に素晴らしいことですし、これからの地域防災のあり方を大きく変える可能性を秘めていると確信しています。

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