長年多くの人々に愛されてきた渋谷のランドマーク、東急百貨店東横店が2020年3月31日をもって営業を終了することになりました。このニュースに、SNS上では「青春の思い出が詰まった場所がなくなるのは寂しい」「デパ地下のグルメが恋しくなる」といった惜しむ声が溢れています。しかし、これで完全に終わりというわけではありません。東急は解体工事が始まる前の建物を有効活用し、2020年4月1日から2020年9月13日までの期間限定で、新たなイベント・物販施設をオープンさせることを発表しました。
その新たな試みとなる施設の名称は「渋谷エキスポ」です。ここでは期間限定で店舗が次々と入れ替わる物販ブースや、食の魅力を堪能できる様々なフードイベントなどが企画されています。トレンドの発信地としてカルチャーを牽引してきた渋谷のパワーを感じられる場所になりそうですね。2020年7月にはすべての店舗が出そろう予定となっており、夏に向けてさらなる盛り上がりが期待できるでしょう。寂しさを乗り越え、新しいワクワクを提供してくれるこの空間に、ネット上でも「最後に面白いイベントをやってくれて嬉しい」「絶対に行きたい」と期待の声が広がっています。
今回の取り組みのように、建物がその役割を終えてから取り壊されるまでの短い期間だけ暫定的に活用することを「期間限定の跡地利用(ポップアップ活用)」と呼びます。これは都市開発において非常に注目されている手法なのです。そのまま閉鎖してしまうのではなく、カルチャーや情報を発信する空間に生まれ変わらせることで、街の活気を絶やすことなく次のステップへと繋げることができます。時代の移り変わりをただ悲しむのではなく、変化のプロセスそのものをエンターテインメントとして楽しませてくれる、まさに渋谷らしいクリエイティブなアイデアではないでしょうか。
この賑やかなお祭りが幕を閉じた後、解体された跡地には「渋谷スクランブルスクエア」の中央棟と西棟が新たに建設される予定です。すでに開業している東棟に続く形で、渋谷の街はさらなる進化を遂げることになります。慣れ親しんだ昭和や平成の面影を残すビルへ感謝を込めつつ、未来の新しい街並みに思いを馳せる素晴らしい機会になりそうですね。お買い物のついでに、新しく生まれ変わる「渋谷エキスポ」へ、最後の思い出作りに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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