日本の自動車産業を牽引するトヨタ自動車が、驚異的な快挙を成し遂げました。格付投資情報センター(R&I)は2020年01月22日、トヨタ自動車の発行体格付けを「ダブルAプラス」から、なんと最上級である「トリプルA」へと1段階引き上げたと発表したのです。この発行体格付けとは、企業が発行した社債などの債務を予定通りに返済できる能力、つまり「企業の信頼度」を21段階で評価した指標を指します。今回の格上げによって、トヨタの圧倒的な資金力と安定性が、改めて証明される形となりました。
特筆すべきは、今回のトリプルAへの格上げにより、トヨタの信頼度が日本国債(ダブルAプラス)を上回ったという事実でしょう。国の財政悪化が懸念される中で、一民間企業が国家の信用度を凌駕するというのは異例の事態です。トヨタがこの最高峰の座に返り咲くのは、2012年02月以来、約8年ぶりのこととなります。SNS上でも「日本国債より信頼できるトヨタ、もはや実質的な国家では」「これぞ日本の誇り」といった驚きと称賛の声が相次ぎ、大きなトレンドとして盛り上がりを見せています。
さらにR&Iは同日、トヨタグループの販売金融を担うトヨタファイナンスについても、同様にダブルAプラスからトリプルAへと格上げを断行しました。現在、国内の企業でこの最高格付けを付与されているのは、なんとトヨタ自動車とトヨタファイナンスの2社しかありません。自動車業界は今、電動化や自動運転、シェアリング、コネクテッドといった先端技術の頭文字を取った「CASE(ケース)」と呼ばれる、100年に1度の大変革期を迎えており、激しい開発競争が繰り広げられています。
こうした最先端技術の開発や設備投資には莫大な資金が必要となるため、多くの企業が利益を圧迫され、財務の安定性に格差が生まれやすい過酷な環境が続いています。しかし、トヨタは年間1000万台を超える世界トップクラスの販売実績を誇り、効率的な生産・開発体制の構築によって商品力を劇的に高めてきました。その結果として、R&Iからも「高水準で安定した利益とキャッシュフローを確保している」と絶賛され、今回の見事な格付けへと繋がったのです。
激動のCASE時代において、他社が投資に苦しむ中でこれほどの財務基盤を維持できるトヨタの底力には、目を見張るものがあります。国家を超える信用力を武器に、次世代のモビリティ社会でも世界の覇権を握り続けることは確実でしょう。私たちは今、日本が誇る世界のトップランナーが、さらなる高みへと飛躍する歴史的な瞬間を目撃しているのかもしれません。技術革新の荒波を強靭な財務力で乗り越えていく同社の未来に、今後も目が離せそうにありませんね。
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