【2020年1月24日株式市況】新型肺炎の影が市場を覆う!日経平均2万4000円割れの緊迫感と先物急落から読み解く今後の投資戦略

投資家の皆様にとって、週末の市場動向ほど気になるものはありません。2020年1月24日の東京株式市場は、世界中を駆け巡る緊張感に大きく揺さぶられる展開となりました。日経平均株価の終値は、前週末に比べて214円安となる2万3827円となり、これまで維持してきた大台の2万4000円台を割り込んで取引を終えています。週足ベースでも3週ぶりの反落を記録しており、市場には一時的な警戒ムードが漂っていると言えるでしょう。

こうした急激な変化の背景にあるのは、中国で発生した新型肺炎の感染拡大に対する根強い不安です。特に今回は、中国の大型連休である「春節(しゅんせつ)」という、何億人もの人々が一斉に大移動する絶好のタイミングと重なってしまいました。この最悪とも言える巡り合わせが、市場の「リスクオフ(投資家がリスクを避けて安全な資産に資金を逃がす動き)」を強める決定打になったと見て間違いありません。SNS上でも「春節前のこのタイミングは流石に身構える」「週明けの暴落が怖いから一旦ポジションを整理した」といった、個人の慎重な声が目立っています。

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先物市場が示す次の一手と企業決算への期待

さらに、夜間の先物市場の動きが翌週への緊迫感を一層高めています。大阪取引所での日経平均先物取引は2万3640円、シカゴ市場(CME)では2万3610円まで値を下げて取引を終了しました。先物取引とは、将来の特定の期日に特定の価格で商品を売買することを現時点で約束する取引のことで、いわば「未来の市場予測」を映し出す鏡です。この指標が大幅に下落しているということは、週明けの株式市場が軟調なスタートを切る可能性が極めて高いことを明確に示しています。

しかし、過度な悲観は禁物です。市場のプロの視点から言えば、この局面は同時に「絶好の仕込み時」を計るリトマス試験紙でもあります。日本企業の決算発表が本格化する中で、業績が底堅い優秀な銘柄には強い買い戻しが入るでしょう。株価の強弱を示す基準となる「25日移動平均線(過去25日間の株価の平均値を結んだ線)」を早期に回復できるかどうかが、今後のトレンドを左右する最大の分岐点です。目の前の恐怖に惑わされず、企業の「真の実力」を見極める冷静な目を持つことこそが、今もっとも求められる投資の本質ではないでしょうか。

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