ラグビー熱狂と冬の伝統行事を描く!茨木和生氏が選ぶ俳句の魅力とSNSで話題の感動

日常のふとした瞬間や季節の移ろいを17音で表現する俳句の世界には、私たちの心を揺さぶるドラマが詰まっています。2020年1月25日に発表された「茨木和生選」の俳壇では、冬の訪れを告げる伝統的な景色から、日本中を沸かせたスポーツの感動まで、多彩な情景が詠み上げられました。ネット上でも「日常の切り取り方が美しい」「当時の熱気がありありと蘇る」といった共感の声が広がっています。伝統の中に現代の息吹を感じさせる、珠玉の作品たちを一緒に覗いてみましょう。

まず注目したいのは、福岡芳子さんによる亥の子餅(いのこもち)を詠んだ一句です。亥の子とは旧暦10月最初の亥の日のことで、万病から逃れられるようにと、この日に餅を食べる宮廷儀式が起源とされています。古くから続く農家であるご生家で、今なお田の神様へお供えするしきたりを大切に守っている姿が目に浮かびますね。脈々と受け継がれてきた伝統行事の尊さに、SNSでは「日本の美しい風習を絶やさずに繋いでいく姿勢が素晴らしい」と、多くのリスペクトが集まっています。

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大男の涙に熱狂!ラグビーがもたらした感動の余韻

続いて加藤賢さんの作品は、体格に恵まれた屈強なラグビー選手たちが、大粒の涙を流すギャップを鮮やかに捉えています。激しいぶつかり合いを見せるアスリートが、試合後に見せる純粋で脆い一面には、誰もが胸を熱くさせられたのではないでしょうか。SNSでも「あの感動的なシーンを思い出す」「男泣きに男が惚れる瞬間が見事に表現されている」と大きな反響を呼びました。スポーツが持つ人間ドラマを瞬時に切り取る、作者の観察眼には感服せざるを得ません。

また、小林恕水さんが詠んだ奈良市の若宮神社で開かれる「おん祭」の風景もユニークです。2020年01月25日の紙面では、12月15日から18日まで盛大に行われる例祭の様子が描かれました。馬を連ねた壮麗な行列が最大の見どころですが、実はそのほとんどが借り物の馬であるという、ちょっぴり愉快な裏側を鋭く指摘しています。威厳の中に覗くお茶目な現実味に、思わずクスリと笑ってしまう読者も多かったようです。

私たちが慌ただしい日々に追われる中で、こうした俳句は立ち止まるきっかけをくれます。特に山口誓子(やまぐちせいし)という近代俳句の巨匠を慕う山本眞弓さんの「読初(よみぞめ)」の句からは、師への深い敬意が伝わり心が洗われます。言葉の力を通じて、過去から現在へと繋がる絆や、日本の四季の豊かさを再発見できるのが俳句の醍醐味です。みなさんも、お気に入りの一句を見つけて、日々の暮らしに彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

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