少子高齢化による人口減少が深刻化する中、私たちの働き方は大きな転換期を迎えています。経済アナリストの中原圭介氏が著した『定年消滅時代をどう生きるか』は、これからの雇用環境を鋭く見通した一冊として大きな注目を集めているのです。本書では、健康で意欲的なシニア層の増加にともない、いずれ定年という概念そのものが崩壊し、75歳まで働くことが当たり前の社会が到来すると予測されています。
かつてのような1つの会社に尽くし続ける終身雇用は終わりを告げ、人生の途中で2社や3社の勤務を経験する転職前提のキャリアが一般化するでしょう。SNS上でも「これからは定年を頼りにできない」「老後の人生設計を根本から見直さなければならない」といった、将来への危機感や共感の声が多数寄せられています。まさに誰もが当事者として、自身の身の振り方を真剣に考えざるを得ない局面を迎えていると言えます。
AIの台頭に負けない普遍的なスキルを身につける
さらに現代は、人工知能(AI)やロボット技術が急速に進化している時代です。ここで重要となるのが、人間だからこそ発揮できる「ポータブルスキル(業種や職種が変わっても通用する持ち運び可能な能力)」の習得でしょう。定型業務が自動化されていく中で、社会から求められ続ける人材であり続けるためには、自らの市場価値を客観的に高めていく姿勢が不可欠になってきます。
本書は豊富なデータ分析を基にしているため、客観的な視点でこれからの働き方を冷静に見つめ直す最高の契機を与えてくれます。私個人としても、変化を恐れずに学び続ける姿勢こそが、これからの激動の時代を生き抜く最大の武器になると確信しているのです。2020年1月25日に提示されたこの先進的な提言を道標に、会社に依存しない自分だけの確固たるキャリアを今から築いていきましょう。
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