北海道の観光シーンに、世界中から熱い視線が注がれるビッグニュースが飛び込んできました。道は2020年01月24日、体験型観光の国際会議である「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)」の開催地として、札幌市が内定したことを公式に発表したのです。このアジア初となる歴史的なイベントは、2021年09月20日から2021年09月23日までの4日間にわたって繰り広げられます。世界約60カ国からおよそ800人もの観光関係者が集結する見込みであり、北の大地が持つポテンシャルを世界へ証明する絶好の機会になるでしょう。
SNS上でもこの発表は瞬く間に話題となり、「北海道の大自然なら世界に通用する」「ついにアジア初の快挙、これは見逃せない!」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。今回の決定は、道が2019年05月から官民一体となって情熱的に誘致活動を続けてきた成果が見事に実を結んだ形です。メイン会場には札幌コンベンションセンターが予定されており、期間中は単なる会議にとどまらず、最先端のセミナーや活発な商談会、さらには道内各地を実際に巡る体験ツアーなど、多彩なプログラムが計画されています。
巨大市場を狙う「アドベンチャー・トラベル」の魅力と北海道の勝算
ここで注目したいのが、会議のテーマである「アドベンチャー・トラベル(AT)」という新しい旅行スタイルです。これは単に景色を眺めるだけの観光とは異なり、カヌーやスキー、ラフティングといったアクティビティを通じて自然に深く飛び込み、さらにその土地の固有の文化や地域の人々との交流を深く楽しむ旅を指します。世界における市場規模はなんと約72兆円とも言われており、とりわけ欧米の富裕層を中心に絶大な人気を博しているのが特徴です。本会議は2005年の初開催以来、世界の旅行会社や政府観光局、ガイドたちが一堂に会する一大拠点となっています。
鈴木直道知事は2020年01月24日に行われた定例記者会見において、北海道にはアイヌ民族の伝統文化や縄文文化といった、世界に誇れる独自の文化体験があると力説しました。すでに国内外で高い評価を得ているニセコや道東エリアの先行事例を強力にアピールすれば、世界の富裕層を魅了する強力なフックになるはずです。筆者としても、この取り組みは素晴らしいと感じています。日本の豊かな自然と奥深い歴史が融合したATは、海外の旅行者の知的好奇心を満たす最高のコンテンツであり、経済波及効果も計り知れません。
さらにこの試みは、北海道観光が長年抱えてきた「夏と冬に旅行者が集中し、春秋の集客が落ち込む」という、シーズンによる観光需要の偏りを解消する特効薬としても期待されています。年間を通じて安定した盛り上がりを見せることで、地域経済の持続的な発展にも大きく貢献するに違いありません。世界基準の旅の形がここ北海道からどのように発信されていくのか、2021年の本番に向けて、今から期待が大きく膨らみます。
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