国内外から多くの旅人が訪れる日本において、地域の魅力をいかに伝えるかは常に大きな課題となっています。こうした中、栃木県経済同友会が仕掛ける非常に興味深い試みが、いま大きな注目を集めているのをご存じでしょうか。彼らは周辺の県と手を取り合い、訪日外国人、いわゆるインバウンドの観光客を地域全体へと呼び込むための大規模なシンポジウムを計画しています。開催日は2020年3月13日を予定しており、場所は東京の千代田区にある都道府県会館です。この先進的な試みに対して、SNS上でも「県境を越えた連携はこれからの観光に不可欠」「面白いツアーが生まれそう」といった期待の声が続々と上がっています。
今回のイベントで特に目を引くのは、瀬戸内海を囲む地域で観光地経営組織、通称「せとうちDMO」のマーケティング責任者を務める村木智裕氏による特別講演でしょう。ここで使われる「DMO」とは、地域の観光資源に磨きをかけ、戦略的なマーケティングやプロモーションを一体的に行う組織のことで、いわば地域観光の舵取り役です。成功を収めているプロの視点から、どのような戦略が語られるのか非常に楽しみですね。一つの自治体だけで魅力を発信する時代は終わり、これからは複数の地域が手を組んで「面」として観光客を魅了していく時代へと突入していくに違いありません。
講演の後には、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、そして福島県の5県から観光のプロフェッショナルが集結し、熱いパネルディスカッションが繰り広げられます。さらに参加者がテーマごとに分かれて意見を交わすグループ交流や、イベントを締めくくる全体交流会も用意されました。これほど広範囲の観光関係者が一堂に会して直接対話できる機会は非常に貴重であり、ここから新しい旅の形が生まれる予感がします。個人的には、ただの形式的な集まりに終始せず、それぞれの地域が持つ隠れた名所を数珠つなぎにしたような、斬新な観光ルートの誕生を強く期待したいところです。
この未来志向のシンポジウムは、定員が100名に設定されており、参加費はなんと無料となっています。その後の全体交流会に参加する場合は3000円が必要となりますが、貴重なネットワークを築く絶好のチャンスと言えるでしょう。参加申し込みの期限は2020年2月28日までとなっており、ファクスまたはインターネットから手続きが可能です。近隣の県が団結して世界に日本の魅力をアピールしていくこの取り組みは、日本の観光業に新しい風を吹き込む素晴らしい一歩になるでしょう。
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