日本の未来を左右する重要な議論の幕が、まもなく上がろうとしています。政府は2020年1月17日、衆参両院の議院運営委員会理事会において、2020年1月20日に召集される通常国会に提出予定の法案と条約の数を明らかにしました。今回用意されたのは52本の法案と、承認を求める16本の条約です。この「52本」という数字は、過去の通常国会と比較しても極めて少ないボリュームであり、国会史上に残る異例の少なさとして大きな注目を集めています。
ここでいう「通常国会」とは、毎年1回、1月に召集されることが法律で定められた定期的な国会のことです。予算案や重要な法案を約150日間の会期の中でじっくりと審議する、いわば国政のメインステージと言えるでしょう。しかし、もし会期の途中で衆議院の解散というサプライズがあれば話は別ですが、このまま進めば提出法案数が過去最少水準になることは間違いありません。政府としては、審議するテーマを極限まで絞り込んできた印象を受けます。
このニュースが報じられると、SNS上では瞬く間にさまざまな意見が飛び交い、トレンド入りを果たしました。ネット上では「議論すべき課題が山積みの中で、この法案の少なさは少々物足りないのではないか」といった厳しい声が目立ちます。その一方で、「数ばかり多くて中身が薄い審議になるくらいなら、重要案件を厳選して濃密に話し合ってほしい」という、質を重視する現実的な肯定派の意見も数多く見受けられました。
メディアの編集者としての視点から見れば、今回の政府の戦略には、野党との不必要な衝突を避けたいという強い防衛の意図が透けて見えます。提出する法案が少なければ、それだけ野党から追及される「隙」を減らすことができるからです。しかし、私たちは数だけの議論に惑わされてはいけません。本質的な問題は、提出された52本の法案が本当に国民の生活を豊かにするものなのか、その中身をしっかりと見極めることでしょう。
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