旅行予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートライフスタイル(東京・千代田)は、2018年度に特に素晴らしい実績を収めた東北エリアの宿泊施設を表彰しました。その中で、読者の皆さんが最も注目すべきは、口コミの総合評価が高い宿泊施設、特に客室数100室以下の部門において、福島の宿が圧倒的な強さを見せ、上位を独占している点でしょう。
特に、客室数50室以下の小規模な宿泊施設を対象とした部門では、福島県耶麻郡にある「Lakeside inn Beehive」が栄えある1位に輝きました。この部門では、2位に福島県南会津郡の「ぬくもりのいろり宿民宿いなりや」、3位には同じく耶麻郡の「ペンション楓」が続き、トップ3を福島県勢が独占するという快挙を達成しています。
また、客室数51室から100室の中規模部門においても、福島県の宿が素晴らしい評価を獲得しています。1位には福島県いわき市の「吹の湯旅館」が選ばれました。そして、2位と3位は、いずれも福島県会津若松市にある「くつろぎ宿 新滝」と「くつろぎ宿 千代滝」がランクイン。ここでも、福島県の宿泊施設が上位を占める結果となったのです。
この驚くべき結果の背景には、リクルートライフスタイルが指摘するように、「おもてなし」への意識の高さがあると考えられます。福島県は東日本大震災以降、残念ながら風評被害に苦しみ、旅行客の足が遠のいたという困難な経験を乗り越えてきました。風評被害とは、科学的な根拠に基づかないうわさなどによって、企業や地域が被る経済的な損害のことです。この厳しい状況を乗り越えるため、福島の宿泊施設は、お客さまへのサービス意識や満足度を高めることに尽力してきたと言えるでしょう。
このたゆまぬ努力が、口コミという正直でリアルな評価に結びついたのではないでしょうか。実際、この表彰の結果が報じられると、SNS上では「福島の宿は本当にご飯が美味しいし、おもてなしが素晴らしい」「震災後に行ったけど、以前よりサービスが良くなっていて感動した」といった共感の声が多く見られました。宿泊客が心の底から満足した体験こそが、高評価の源泉に違いありません。
今回の表彰は、福島県の観光業が、過去の逆境をバネにして、質の高いサービスを提供していることの証明と言えるでしょう。私たち編集部としても、困難な状況下でも決して諦めず、お客さまの満足度を最優先に考えた福島の宿泊施設の努力と情熱に、心から敬意を表したいです。2019年6月26日に発表されたこのランキングは、福島の魅力的な「おもてなし」を、多くの旅行者に知っていただく絶好の機会となることでしょう。
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